大野いと、「ライヴ」の役のイメージは薬師丸ひろ子と松田優作さんに「?」
2014年4月17日 21:30

[映画.com ニュース] 人気作家・山田悠介氏のベストセラー小説を映画化した「ライヴ」の完成披露試写会が4月17日、都内で行われ、主演の山田裕貴をはじめ大野いと、森永悠希、入来茉里、山本愛莉、そして井口昇監督が舞台挨拶に立った。
製作・配給はKADOKAWAで、1970~80年代に一世を風びした角川映画の大ファンを自任する井口監督が「角川映画のDNAをよみがえらせたい。オマージュをささげた」というこん身の一作。随所に「人間の証明」、「復活の日」、「時をかける少女」などをイメージさせるシーンがちりばめられているが、井口監督がキャスティングにもオマージュを込めていた裏事情を明かすと、客席だけでなく出演陣からもどよめきが起こった。
山田は「背が高くて、渋みもある」(井口監督)ことから、「人間の証明」の故松田優作さんだという。山田は、あ然とした表情で「あまりにかけ離れすぎていて、言葉が出ない。でも、“平成の松田優作”と言われるように頑張ります」と困惑気味だ。
ヒロインの大野は、「野生の証明」でデビューした頃の薬師丸ひろ子だそうで、昨年のNHK朝のテレビ小説「あまちゃん」では共演しており、「本当に大ファンなのでうれしい。恐縮です」と感激の面持ち。だが、「野獣死すべし」の優作さんも加味されていることを聞かされると、「2人も!? コメントしづらい。なんか、なんか、なんか…この気持ちを忘れず、明日につなげたい」と意味不明な感想を漏らした。
ほかにも森永は、なぜか「時をかける少女」の原田知世、アクションに挑戦している入来が志穂美悦子と千葉真一、夏八木勲の合作、山本にいたっては「戦国自衛隊」の錦野旦と、本人たちも想像していなかった名前が次々に飛び出す意外な展開。そんな状況の中、スペシャルゲストとして、角川映画の人気キャラクターの1人、金田一耕助に扮し登場した「カラテカ」の矢部太郎には失笑が漏れていた。
それでも矢部は、「僕は井口監督の大ファンなんです。これは、井口監督の最高傑作。宣伝部長として頑張っていきたい」と宣言。観客の拍手と井口監督の快諾を受け、ようやく留飲を下げていた。
「ライヴ」は小説の世界観をそのままに、原作が攻略本として劇中の重要アイテムになる大胆な脚色を敢行。フリーターの田村直人(山田)らが、原作のヒントを解読しながら大切な人が拉致された真相を突き止めるために奔走するサスペンス。山田は、「友情、愛、緊迫感、たくさんのものが詰まっていて最後はスカッとする映画」と自信たっぷり。井口監督も、「いっぱい人が死んだり、首が飛んだりしますが、命の尊さを訴えた映画です」と独特の言い回しでPRしていた。5月10日から全国で公開される。
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