UAと村上淳の息子が主演 河瀬直美監督「2つ目の窓」がカンヌコンペ部門選出
2014年4月17日 19:52

[映画.com ニュース] 歌手のUAと俳優の村上淳を両親にもつ村上虹郎(むらかみ・にじろう)が主演する、河瀬直美監督の最新作「2つ目の窓」が第67回カンヌ映画祭(5月14~25日)のコンペティション部門に選出されたことが発表された。
映画は、「萌の朱雀」(97)でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)、「殯(もがり)の森」(2007)で同グランプリを受賞し、13年の同映画祭では日本人監督として初めてコンペティション部門審査員も務めた河瀬監督が、奄美大島の雄大な自然を背景に、16歳の少年と少女、ふたりを取り巻く大人たちの姿を通して、命のつながりや人と自然との共存、生と死といったテーマを描く長編作。村上虹郎は、女優の吉永淳とともにオーディションで抜てきされ、2人で主演を務める。父も出演しており、デビュー作で親子共演が実現した。そのほか杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、榊英雄、常田富士男ら実力派が脇を固める。
河瀬監督は今作を「最高傑作だと思っている」と公言しており、「どういう形でこれから扉が開かれて、どういう形で伝わっていくのかはまだわからないですが、主人公の少年少女たちがその先の未来に向けて何を心の中に持っていけば幸せになれるのかということを考えて作った映画です。奄美の圧倒的な存在感のある自然の数々。それらが映画を通して世界に伝わっていくことを願っています」とカンヌ出品の喜びを語った。
村上虹郎は「なにもかも初となる出来事の連続の中、河瀬監督を母とする熱いパーティーに必死で付いていってたら、もうここまできてしまった。胸が高鳴りながらも、現場での感覚との実感がまだ繋がっておらず不思議な感覚です。監督、本当にありがとうございます。そして、おめでとうございます」と感激のコメントを寄せている。
今年のカンヌ映画祭では、ニュージーランドの映画監督でありプロデューサー、脚本家としても活躍するジェーン・カンピオン監督が審査員長を務める。「2つ目の窓」は7月26日全国公開。
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