柴咲コウ、「超スーパー監督」劇団ひとりにダメ出し?
2014年4月14日 20:17

[映画.com ニュース] お笑い芸人の劇団ひとりが自身の書き下ろし小説を初監督で映画化した「青天の霹靂」のプレミア試写会が4月14日、都内のホールで行われ、劇団ひとり監督、主演の大泉洋、柴咲コウが舞台挨拶に立った。
40年前にタイムスリップした売れないマジシャンの晴夫(大泉)が、生き別れたはずの両親との出会いを通じ自らの出生の秘密と向き合っていく姿を、笑いとユーモアを交えて描く。ひとり監督は、本作のマジックを監修したプロマジシャン・魔耶一星の大きな青い布から登場すると、箱の中に入って小さくなるというマジックを披露し、会場は驚嘆の声に包まれた。
初メガホンとなったひとり監督は、「右も左も分からないど素人だけど、皆さんに全力でサポートしてもらい作品が出来上がった。最初で最後の監督業だと思って、1分1秒にこだわって作った」と胸を張った。晴夫の父・正太郎役も兼ねており、「何より役者の素晴らしさ。劇団ひとりも素晴らしかった。彼は役者としてももっと売れるべきなんじゃないか」と自画自賛で笑わせた。
大泉は、「なかなか自分の出ているシーンは粗が気になって客観的に見られないもの。だけどこの作品は、映画の中で泣いている自分と同じタイミングで泣いている自分がいた。ラストに流れるミスチルの曲もたまらない。改めて劇団ひとりという才能に驚かされた」と感服。そして、「仕上がりも素晴らしい。お子さんのいる方は子どもを抱きしめたくなる映画」とアピールした。
晴夫の母・悦子役を演じた柴咲は、「初めてお仕事する監督さんで、かつ初監督なので、出る側も多少の緊張や不安があったのが正直なところ。だけど実際に現場に入るとそれは払拭された。超スーパー監督だった」と絶賛しながらも、「監督はすごく人見知りで雑談が一切なかった。そこだけがちょっと残念だった」と劇団ひとりの知られざるシャイな一面を暴露。すると、ひとり監督は「監督業でいっぱいいっぱいで、それ以外のことで緊張したくなかった。柴咲さん、自分が思っている以上にキレイですからね!」とタジタジだった。
「青天の霹靂」は5月24日から公開。
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