田中光敏監督、蟹江敬三さん死去に「またご一緒したかった」
2014年4月5日 13:49

[映画.com ニュース] 「サクラサク」のメガホンをとった田中光敏監督が4月5日、都内で行われた同作の初日舞台挨拶後、3月30日に胃がんで死去した俳優の蟹江敬三さんとの思い出を語った。
田中監督は、さだまさし氏の自伝的小説を映画化した「精霊流し」(2003)への出演を依頼するため、面識のなかった蟹江さんに直接電話でオファーしたという。「本当に残念。蟹江さんのお芝居が大好きだった。『精霊流し』でも、蟹江さんだからこそのいい演技をしてくださった」と明かす。
くしくも「サクラサク」には、蟹江さんの長男で俳優の蟹江一平が出演している。「お父さんの面影があって、特に笑顔が似ていた。彼の顔を見ながら、また機会があればご一緒したいなと思っていたのに……」と無念の面持ち。訃報は昨夜、テレビの速報で知ったそうで「本当にビックリした。日本映画界にとって、惜しい方を亡くした。一平君は素晴らしい役者になっていくんじゃないでしょうかと、お会いしてそんな話をしたかった」と故人をしのんだ。
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