渡辺直美、日本・香港合作映画に主演　監督の発言に「気分が乗った」

［映画.com ニュース］　沖縄・宜野湾で開催中の第6回沖縄国際映画祭で3月20日、渡辺直美の主演した日本・香港による合作「和田一号」が特別上映され、渡辺とともに池端レイナ、黄智賢らが舞台挨拶に立った。

300年の伝統を誇る老舗和菓子店の10代目師匠に扮した渡辺は、母親が台湾人。今作について「こうやって日本でも上映できて、心から嬉しく思っています。この作品のように、アジアがひとつになれたらと心から願っています」と喜びをあらわにした。

映画は、家訓により30歳までに結婚できなければ家業を叔父に引き渡さねばならない美子（渡辺）は、店の看板を守るために大天（アーロン・イェン）に1週間限定で偽装結婚を持ちかける。引き換えに門外不出の和菓子「和田一号」を伝授する裏取引を約束するが、叔父に知られてしまい激しいバトルが繰り広げられる。

また渡辺と池端は、奚岳隆監督の現場での優しい振る舞いに最敬礼だ。渡辺は、「私のことを結構エロい目で見てくるんですよ～。『かわいい、かわいい』って。気分が乗りました」とニヤリ。ネイティブ並みの発音を披露した池端は、「去年3カ月ほど台湾に撮影で滞在したときに勉強しました。マネージャーとずっと中国語で会話をしていたら、現場のスタッフの方に『日本語、大丈夫？』と何度も聞かれました」と振り返っていた。

第6回沖縄国際映画祭は、24日まで。