トム・ハーディ主演「チャイルド44」原作者の最新小説が映画化へ
2014年3月16日 14:40
[映画.com ニュース] 映画化が進行中のミステリー小説「チャイルド44」で知られる、英作家トム・ロブ・スミスの最新長編小説「The Farm」の映画化権を、英BBCフィルムズと英シャイン・ピクチャーズが獲得したことがわかった。
2014年2月に刊行された「The Farm」は、スミスの処女作「チャイルド44」に続く「グラーグ57」「エージェント6」の3部作の完結後に執筆された単独のスリラー小説。
ロンドンに暮らす29歳のダニエルは、両親はスウェーデンの農場で平和に暮らしていると思っていたが、ある日、父親から母親を精神的な問題で入院させることにしたと連絡を受ける。しかし、スウェーデンに向かおうとしたダニエルのもとに、今度は母親から電話があり、父親の言っていることはすべて嘘で、父親は恐ろしい陰謀に加担していると告げられる。
なお、米サミット・エンターテインメント製作、スウェーデン人監督ダニエル・エスピノーサがメガホンをとる映画版「チャイルド44」は現在、ポストプロダクションに入っている。凶悪犯罪の存在を認めないスターリン体制下のソ連を舞台に、国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフが子どもの連続殺人事件の真犯人に迫るミステリーで、主人公デミドフをトム・ハーディ、その妻ライーサをノオミ・ラパスが演じる。ほか、ゲイリー・オールドマン、ジョエル・キナマン、バンサン・カッセルらが共演。2014年中の全米公開が予定されている。