藤田玲の主演「牙狼」スピンオフ映画初日に小西遼生、肘井美佳もサプライズ参戦

シリーズ初期から出演し、高い人気を誇る涼邑零（銀牙騎士ゼロ）を主人公に迎えた本作。突然、目の前に現れたユナとカインという若者に導かれる形で、ホラーリングを倒す戦いに零が身を投じていく。

2005年から9年にわたりシリーズに参加してきた藤田だが「（TVシリーズの）『MAKAISENKI』で金田監督と出会い、いくつかの話で主演をやらせてもらって『小西くんはこんなに大変なのか！』と思った」という。「その後で雨宮（慶太）監督から『絶狼』をやると聞かされ、すごく嬉しかったけどプレッシャーもありました。それでも『MAKAIISENKI』で金田監督と歩み寄り、『こういうことをやりたい』と話し合いながら作り上げた作品です」と充実感をにじませる。

金田監督も「約1年前に『藤田と映画がやりたい』と雨宮監督に話して、そこからいろいろ動いて、この日を迎えられた。みなさんの後押しがなければできなかった。今日を迎えて感激しております」と感謝の思いを口にした。セインは、金田監督をして「シリーズの中でも最も知的で最強のホラー」と言わしめた悪役リングを演じているが、「金田マジックで俺、発光していましたね。こんなに光っていていいのかと思った（笑）。零との戦いも、雨で3回延期になったんですが、出来上がったのを見たらすごいことやってた！」と興奮気味に語っていた。

この日は、雨宮総監督も来場。さらに客席最後列には小西と肘井が並んで座っており、小西は客席から「格好いいよ！　お疲れさま！」と盟友の記念すべき主演映画の公開を祝福。2人の姿は壇上からも目立っていたようで、藤田は「（劇場に）入った瞬間に見えてました（笑）。出ていないのに来てくれるのが『牙狼』っぽい。家族ですね」と笑顔を見せていた。