「幕末高校生」主演の玉木宏、初共演した石原さとみは「瞬発力ある」
2014年3月5日 17:06
[映画.com ニュース]俳優の玉木宏が3月5日、都内で行われた主演作「幕末高校生」の完成報告会見に共演する石原さとみ、柄本時生、千葉雄大、李闘士男監督とともに出席した。玉木は勝海舟を演じ「人間らしい頼りない面もある、新しい勝海舟像を打ち出せた」と手応え十分。初共演した石原を「瞬発力がある女優さん」と評していた。
未来からタイムスリップしてきた高校教師・未香子(石原)と教え子(柄本、千葉ら)が、西郷隆盛との和平交渉に奔走していた勝(玉木)と出会い、歴史を揺るがす騒動に巻き込まれる。玉木は「コメディタッチの作品で、歴史を知らない若い人にも見やすいはず」とアピールした。
片や石原も「監督が撮影中『これはコメディじゃないから』と言っていたが、出来上がった作品は見事にコメディ! ナチュラルに面白い」。江戸時代にタイムスリップした現代人という設定で「時代劇の本場である京都の太秦で、ヒールをはいて走り回るのは新鮮。ワクワク感が映画に反映されていれば」と話していた。
「石原のような教師がいたら?」と質問された男性陣は、「視力が悪いふりをして、一番前の席に座る」(玉木)、「ちゃんと授業に出る」(柄本)、「テストの答案の裏に手紙を書く」(千葉)。
メガホンをとる李監督は「140年前を舞台にしていて、時代や環境は大きく違うが、そこに生きる人たちは変わらないはず」とこだわりを語り、「ぜひ幕末の人にも見てもらって、感想を聞きたい」と自信を示していた。「幕末高校生」は、7月26日から全国で公開。