沢村一樹「ブラック・プレジデント」主演でブラック企業社長に ヒロインは黒木メイサ
2014年2月28日 05:00
[映画.com ニュース] 俳優の沢村一樹が、関西テレビ・フジテレビ系の連続ドラマ「ブラック・プレジデント」に主演することがわかった。急成長を遂げるアパレル企業の創業社長・三田村幸雄役で、会社経営について基礎から学び直そうと大学へ入学するという役どころ。今作には、ヒロインの黒木メイサをはじめ国仲涼子、永井大、白川由美ら経験豊富な俳優陣から、門脇麦、永瀬匡、高田翔、高月彩良ら若手実力派まで、豪華な面々が結集している。
沢村は、会社の利益を第一に考え「365日休んだら負けだ!」「俺も泳ぐからおまえらも泳げ!」などと部下に発破(はっぱ)をかけ、社員を酷使することを当然のことだと考える、いわばブラック企業の社長に扮する。ただ、三田村自身は一代で築きあげた会社がブラック企業だとは思っていない。自らの役について「僕自身、『無理』『ふつう』『失敗が怖い』という発想を好まないので、その点は演じる三田村に近いものがあるのかもしれません。ブラック企業の社長という題材は非常にデリケートですが、まっすぐ役に向き合って演じたいと思います」と話している。
そんな三田村が仕事を部下に任せ、余裕ができたことから入った大学で出会うのが、黒木扮する新米講師の秋山杏子。知性的な杏子にひかれる三田村だが、育った環境も考え方も全く異なるため反発しあう。また、机を並べる“ゆとり世代”の若者たちを当初はバカにしていたが、ひょんな事から交流を持つようになり、人間同士の付き合いを経て改めて学ぶことが多いと気づいていく。各話で起こる様々な騒動が三田村の心境を変え、周囲の人間たちの意識をも変えていく。
沢村と黒木は過去に共演経験があるだけに、沢村は「黒木メイサさんは他の方にはない強いオーラを感じるので、僕もあのオーラに負けないように楽しみながら頑張ります!」と共闘宣言。一方の黒木も、「以前お仕事でご一緒したことがありますが、まだまだ謎の部分が多いですが、演じられる三田村社長がどんなキャラクターになるのか、私自身いまからすごく楽しみです!」と意気込みを語った。
「ブラック・プレジデント」は、4月8日から毎週火曜午後10時(初回15分拡大)から放送。