ダニー・ボイル監督、テニス史に残る伝説的試合「性別間の戦い」を映画化
2014年2月24日 11:45
[映画.com ニュース] ダニー・ボイル監督の今後のプロジェクトの一つとして、1973年、女子テニス界を代表する名選手ビリー・ジーン・キングと、男子テニス選手ボビー・リッグスのあいだで行われた、伝説の男女対抗試合を題材にした映画が検討されていることがわかった。
同試合は、引退から復帰した55歳のリッグスが、当時30歳の全盛期にあったキングに挑んだもので、「The Battle of the Sexes(性別間の戦い)」として大きな話題を呼んだ(キングは72年に全英、全米、全仏、73年に全英を制している)。
当初、キングは挑戦を断ったというが、「女子選手は男子選手よりも劣る」という挑発を繰り返したリッグスに対して、女子プレーヤーの名誉を守るために試合に臨み、結果的に3セットをストレートで取ってリッグスに圧勝した。
米ニューヨーク・ポスト紙によれば、ボイル監督と、同監督作「スラムドッグ$ミリオネア」の脚本を手がけたサイモン・ビューフォイは、先頃ニューヨークでキングと面談しており、すでに同作の脚本に着手しているという。ただし、プロジェクトはまだ初期段階にあり、キャストなどの詳細は未定だ。