アカデミー賞主要3部門ノミネートのW・アレン最新作「ブルージャスミン」予告編
2014年2月20日 12:20

[映画.com ニュース]主演のケイト・ブランシェットが第71回ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞、本年度アカデミー賞では主要3部門がノミネートされたウッディ・アレン監督の最新作「ブルージャスミン」の日本版予告が公開された。
実業家の夫ハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活と資産をすべて失ったジャスミンは、サンフランシスコに住む庶民的なシングルマザーの妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)の質素なアパートに身を寄せる。過去の栄華を忘れられず、不慣れな仕事と勉強に疲れ果て、精神のバランスを崩してしまうが、理想的なエリート外交官の独身男性ドワイト(ピーター・サースガード)とめぐり会い、彼こそが再び自分を上流階級にすくい上げてくれる存在だと思い込む。
78歳のウッディ・アレン監督は今作で近年のロマンティック・コメディ路線からシリアスな作風にギアチェンジし、ひとりの女性の転落人生とその複雑な胸の内をあぶり出す人間ドラマに仕上げた。
予告編では、虚栄心とプライドで塗り固められたジャスミンの過去のセレブ生活と悲惨な現在とが交互に映し出される。虚言と現実逃避を繰り返し、堕ちていくジャスミンのはかなさと哀しみを体現したブランシェットの剥き出しの表情に注目だ。
「ブルージャスミン」は5月10日全国で公開。
Photograph by Jessica Miglio (C)2013 Gravier Productions, Inc.
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