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「小さいおうち」ベルリン銀熊賞の黒木華が凱旋会見「みんなでもらった賞」

2014年2月17日 12:15

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受賞の喜びを語った黒木華
受賞の喜びを語った黒木華

[映画.com ニュース] 山田洋次監督作「小さいおうち」で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞した黒木華が2月17日、千葉・成田空港で凱旋会見を行った。日本人では2010年に若松孝二監督作「キャタピラー」で同賞を受賞した寺島しのぶ以来、4年ぶり最年少という快挙となったが「まさか自分がいただけると思っていなかった。映画が素晴らしくて、それを海外の方が認めてくれてみんなでもらった賞。それがすごくうれしい」と喜びを語った。

ずっしりと重量感のあるトロフィーを持って登場した黒木は、「私が大きなことをしたわけではなく、山田監督が素晴らしい仕事をした。それが評価されただけのこと」と謙きょな姿勢。また、現代では珍しく“割烹着が似合う女性”として評価を集めているが、「ラッキーアイテムなのかな(笑)。割烹着は家で料理をする時も使っているけれど、お腹も冷えないし服も濡れないし、みんなに使えばいいのになと思う」とはにかんだ。そして、「お食事の時に山田監督が渥美清さんとのことを話してくれ、『役者さんが賞をもらって喜ぶのが好き。華ちゃんがとってくれたからすごくうれしいよ』と言ってくれた。山田監督が喜んでくれてうれしい」と感謝を述べた。

黒木にとって今回が初の海外映画祭出席となったが、「ベルリンは街全体が映画祭を盛り上げている雰囲気が伝わってきて、街の人もみんな優しい素敵な映画祭。上映でも会場が一体になってる感じで本当に感動した」と滞在を満喫した様子。今後の海外進出の可能性についても、「もともと芝居が好きなので、機会があればチャレンジしたい」と意欲を見せたが、「この賞は人生に大きく関わることだと思うけれど、あまり変に気にせず、これからも自分自身のペースで映画や舞台を頑張っていきたい」と冷静に語った。

後日帰国予定の山田監督も、「僕もびっくりするくらいの出来事です。でも、この子が国際的女優になれて本当によかった。他の賞よりも、女優賞を受賞したというのは、僕はとてもうれしいな」と喜びのコメントを寄せた。

山田監督の83作目となった「小さいおうち」は、第143回直木賞を受賞した中島京子の同名小説が原作。昭和初期の東京郊外で赤い三角屋根の家に暮らしていた女性(松たか子)の秘められた恋が、60年後の現代になって、純真な住み込み女中だったタキ(黒木)の手記によって明らかになっていく。全国で公開中。

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