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ベルリンコンペ出品「小さいおうち」 山田洋次監督が世界へ向けて語る

2014年2月15日 21:45

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ベルリンで会見に応じた山田洋次監督と黒木華
ベルリンで会見に応じた山田洋次監督と黒木華
(c) JEAN-LOUIS TORNATO

[映画.com ニュース] 開催中の第64回ベルリン国際映画祭で、コンペティション部門に出品された山田洋次監督の最新作「小さいおうち」プレミア上映が2月14日(現地時間)に行われ、現地入りした山田監督と黒木華が会見やレッドカーペットに出席した。

世界各国の報道陣が数多く集まった会見で山田監督は「この物語では、1935年~45年までの約10年間が描かれていますが、日本では、当時の戦争中のことを知っている人が少なくなってきています。僕は戦争中の日本の市民生活を知っている最後の世代だと思います。だからどうしてもこれを今の観客に見せたい。あの時代の日本人がどんな風に暮らしていたか、そして、どんな風にしてこの日本という国が戦争に進んでいき、最終的に不幸な結果になってしまったのかということを、今の観客に伝えられれば」と本作に込めた思いを力強く語った。

黒木はあでやかな和装で登場し、戦中の日本女性の身のこなし方について質問を受けると「昔の女性のほうがすごく優雅というか身のこなしもすごく美しいんです。当時の動きはその時代の映画などを見て勉強しました。また監督もたくさんいろいろなことを教えてくださいました。着物を直す仕草とか、すごく細かく教えてくださったし、演じていて楽しかったです」と撮影を振り返った。

映画は第143回直木賞を受賞した中島京子氏の同名小説を映画化。昭和初期に東京の郊外に建つ赤い三角屋根の家に暮らす奥さま(松たか子)の秘めた恋と、住み込みで働いていたタキ(黒木)の手記により60年後の現代になって真相がひも解かれていく様子が描かれる。

山田監督作品は同映画祭に「たそがれ清兵衛」以降、8作連続で連続で招かれており、コンペティション部門へは「母べえ」以来、6年ぶり、5作目の出品となる。2010年には特別功労賞にあたるベルリナーレ・カメラを受賞している。コンペティション部門の授賞式は現地時間2月15日の夜開催され、最高賞である金熊賞を含めた受賞結果が発表される。

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