三谷幸喜「国民の映画」念願の再演に万感 主演・小日向らも強い意欲
2014年2月7日 18:15

[映画.com ニュース] 数々の賞に輝いた三谷幸喜作・演出の舞台「国民の映画」の再演開幕直前会見が2月7日、東京・渋谷のパルコ劇場で行われ、三谷をはじめ主演の小日向文世、段田安則、渡辺徹、吉田羊、シルビア・グラブ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、秋元才加、小林勝也、風間杜夫が勢ぞろいした。
1940年代の独ベルリンを舞台に、芸術と権力の狭間で葛とうする人々をコミカルに描いた群像劇。2011年3月6日のプレビュー公演開幕直後に東日本大震災が起こり、一時は公演続行も危ぶまれたが、今回熱いコールを受けてパルコ劇場40周年記念作品として再演が決定した。
三谷は、「お客さんが1人でも来てくれれば幕を開けようと、余震が続くなか、ずっと芝居を上演し続けた。見に来たくても見に来られないお客さんもたくさんいたので、もっとたくさんの人にきちんとした形で見ていただきたかった。やっと願いがかなったという感じ」と万感の面持ち。小日向は、ナチス宣伝省の初代大臣ヨゼフ・ゲッベルス役を演じ「とにかく大変のひと言。前回の公演が終わった時、プロデューサーからもしかして再演があるかもと聞いてぞっとしたのを覚えている(笑)。期待に応えられるよう、もう1度リベンジするつもりで頑張りたい」と意気込みを語った。
新進女優エルザ・フェーゼンマイヤー役に大抜てきされた秋元は、「初めて稽古場に入る時、皆さんピリっとしていて誰もしゃべらないのかなと思っていたけれど、和気あいあいと和やかなムードだった。皆さんに手を差し伸べていただき、この場に立てることを光栄に思う。1回1回を大事に、新進女優として躍進できるように頑張りたい」と意欲満々。新たに空軍元帥ヘルマン・ゲーリング役を務める渡辺も、「名作とうたわれた作品に再演から参加するのは並々ならぬプレッシャーがあったけれど、今から幕が開くのが楽しみで仕方ない。いつもは見る側なので、命をかけてやろうと稽古場に臨んでいた」と“三谷ファミリー”入りを喜んだ。
会見後の公開フォトコールでは、2幕の一部である約25分間のシーンが上演された。三谷は、「強い思いの込もった作品。新しい俳優さんも加わり、よりパワーアップした作品になっている」と手応えを感じていた。
「国民の映画」はパルコ劇場で2月8日~3月9日まで、その後は大阪、名古屋、福岡と順次公演予定。
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