昨年のベルリン最高賞受賞作 母と子の依存関係描くルーマニア映画が公開
2014年2月5日 09:30
[映画.com ニュース]第63回ベルリン国際映画祭最高賞である金熊賞と国際映画批評家連盟賞をダブル受賞した、ルーマニア映画「チャイルズ・ポーズ(英題)」が、邦題「私の、息子」として公開することが決定した。
「4ヶ月、3週と2日」「汚れなき祈り」でカンヌ映画祭パルムドール(最高賞)をはじめ3冠のクリスティアン・ムンジウ監督ら世界の映画祭を席巻する“ルーマニア・ニューウェーブ”の旗手の一人であるカリン・ペーター・ネッツアー監督の最新作で、今回ルーマニアに初のベルリン映画祭最高賞をもたらした。
映画は、人身事故を起こした息子を守ろうとする母親の過剰な愛情が、親子関係のあつれきを招いてしまう人間ドラマで、子離れできない母親と、成人しても親の保護のもとにいる子どもを主人公に、現代社会が抱える親子問題と、それぞれが自立を迎えるまでを感動的なタッチで描く。
ネッツアー監督は自身の経験を基に脚本を書いたそうで「“親に頼る子ども”と“子どもに頼る親”の依存関係を描いたが、親はいつかは子どもを失う日を迎える。観客たちが登場人物に共感できるよう、精神分析にも近い丹念なキャラクター作りをした」と語っている。同様の親子関係が数多く存在する日本社会にとっても、幅広い共感を呼びそうだ。
「私の、息子」は、初夏Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー