竹野内豊、井口奈己監督の“無茶ぶり”に「キスしてしまいました」
2014年1月27日 18:46

[映画.com ニュース] 俳優の竹野内豊が1月27日、主演最新作「ニシノユキヒコの恋と冒険」の公開記念イベントに、井口奈己監督とともに出席。約200人の女性ファンに囲まれた竹野内は、「最近は男臭い現場が続いていたので、今回はたくさんの美女に囲まれ、今も本当に幸せな気分でいっぱい。完成した映画を見て、自分も恋をしたい気分になった」と爽やかな笑顔を見せた。
作家・川上弘美氏の同名人気小説を映画化。容姿端麗で仕事もでき、女性に優しい完璧な男なのに、なぜか最後は女性から別れを告げられてしまうニシノユキヒコの切なくも美しい人生を描く。ニシノを取り巻く女性たちに、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子ら豪華キャストが顔をそろえた。
竹野内は、井口監督の「前作『人のセックスを笑うな』を拝見し、チャンスがあったらぜひご一緒したいなと思っていた。自分でも気づいていないような引き出しをたくさん開けてくれた」と全幅の信頼を寄せた。井口監督も、「竹野内さんの名前があがった途端、白黒だったものがカラーで見えたようなひらめき感があった」とキャスティングの経緯を明かしながら、「お会いする前はダンディでナイスミドル的なイメージだったけど、実際はどこか人間じゃないみたいな……褒め言葉です」と独特な表現で称えた。
そして、話題は完成披露試写会でも盛り上がった尾野とのラブシーンに及び、井口監督は「キスシーンにしようと思っていなかったので、『あ、キスしちゃった』って感じ。周りで見ていた人のツバを飲む音を聞いて、やったなと思った」とニヤリ。すると竹野内は、「本番直前に『今の10倍ラブラブで』とお願いされたので、勝手にこちらが勘違いをして、キスとかした方がいいかなって(笑)。それでキスしてしまいました」と照れくさそうに告白し、笑いを誘っていた。
さらに井口監督が、「次に竹野内さんで企画を作るとしたら、ドストエフスキーの『白夜』がいいと思っている。振られてかわいそうな役」とまたも切ない役どころを提案すると、竹野内は「望むところです」と快く即答していた。
「ニシノユキヒコの恋と冒険」は、2月8日から全国で公開。
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