ベルリン主演女優賞受賞したチリのベテラン女優パウリーナ・ガルシアが来日
2014年1月23日 13:20

[映画.com ニュース] 「グロリアの青春」で第63回ベルリン国際映画祭銀熊賞(主演女優賞)を受賞した、チリの女優パウリーナ・ガルシアが作品プロモーションのため来日し、1月22日に都内で行われた試写会でトークイベントに出席した。
チリ国内でドラマを中心に活躍しているベテラン女優のガルシアは、今回初来日となり「東京=日本と言えるかはわかりませんが、東京は近代的で人が優しく、皆目を見て話してくれます。この街を知ることができてうれしいです」と感想を語る。
映画はチリの首都サンティアゴで子どもを育て上げ、夫と離婚後は一人暮らしを楽しむ、58歳のキャリアウーマンのグロリアが主人公。男性関係で傷つきながらも、心のままに前向きに生きるヒロインを好演し、各国で絶賛されている。「グロリアは現代的な女性です。60代は人生の秋と言われますが、彼女はそこで新たな人生を始めようと生き生きして、秋ではなく、大人の女性として新たな春をつかもうとしているのです」と役柄を説明した。
ヌードでのラブシーンに質問が及ぶと「洋服を脱ぐこともそうですが、グロリアと相手の間に愛情が見えるかどうかが一番心配したことです」といい、「洋服のまま、何度も監督に動きを見てもらうのです。私たち俳優は常にカメラがどこにあるかを考え演じます。脱いでしまえば、もうそれ以上のことはありませんから、自然に演技ができました」と撮影を振り返る。そして、日本の観客に向け、「この作品を見て、男女問わず皆さん自分の中にいるグロリアを見つけてほしい」と呼びかけた。
「グロリアの青春」は2014年3月1日から全国で順次公開。
(C)2013 Fabula-Muchas Gracias
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