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安田美沙子が子宮頸がん患者を演じた「いのちのコール」 亡き企画者の思い結実

2014年1月23日 08:30

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企画者の思いを背負い、映画が完成
企画者の思いを背負い、映画が完成
(C)「ミセスインガを知っていますか」製作委員会

[映画.com ニュース] タレントで女優の安田美沙子が主演し、子宮頸(けい)がんに侵された女性の思いを描いた「いのちのコール ミセスインガを知っていますか」の公開が決まった。余命宣告されて映画化を企画し、完成を待たずにこの世を去った渡邉眞弓さんの思いがスクリーンに結実する。

企画者の渡邉さんは、東映映画のスクリプターや大手広告代理店のコピーライターを経て、オリジナル書籍の企画・制作などを手がける会社を経営していた。2009年に子宮頸がんを発症し、余命半年と宣告される。闘病生活を送りながら、最愛のひとり娘に手記を残し、検診の大切さと生きることの素晴らしさを伝えたいと映画化に奔走。35歳の小池和洋プロデューサー、31歳の蝦原やすゆき監督という企画に賛同した2人の若きクリエイターによって映画は実現へ向けて動き出すが、12年4月、渡邉さんは映画の完成を待たずに56歳で他界する。

子宮頸がんによる年間死亡者数は3500人と言われ、特に20~30代の女性の罹患率が高いという。知識の不足や病気への偏見で、患者の女性が多くの苦しみを背負っている。蛯原監督は、「取材していく中で、子宮頸がんに対する偏見が多いと感じた。偏見に苦しんでいる方が多くいるということを知ってほしい。この作品を通して一人でも多くの方が、正しい知識を持ってもらうことができたら本当に嬉しい」と話している。子宮頸がん研究の第一人者でもある、横浜市立大医学部の宮城悦子准教授を医療監修者として招き、患者の日常や歩き方に至るまで細かい指導を仰ぎ、リアリティを追求した。

安田が演じるのは、挙式を間近に控え、幸せの絶頂のなか子宮頸がんを発症し、子宮と卵巣を全摘出する手術を受けて苦境に立たされた女性・河原たまき。2年後、夫とも離れ、友人や職場の仲間にも見放されたたまきは、大好きなラジオ番組の最終回に飼いネコの名前「インガ」を名乗り、自殺をほのめかす電話をする。ラジオDJのマユミは、なんとかしてたまきの自殺を思いとどまらせようとする。

ラジオDJのマユミ役をベテランの室井滋が演じ、山口賢貴国広富之らが共演。初夏、シネスイッチ銀座ほかで公開。

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