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有村昆が明かす、全米No.1ドラマ「ブラックリスト」の見どころ

2014年1月14日 13:10

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「年末の“紅白”のあとは、ぜひ“黒組”も!」とアピール
「年末の“紅白”のあとは、ぜひ“黒組”も!」とアピール

[映画.com ニュース] 米NBCで高視聴率を記録して話題のサスペンスドラマ「ブラックリスト」(主演:ジェームズ・スペイダー)が、1月28日からスーパー!ドラマTVで日本では独占で初放送する。いち早く同作を鑑賞し、熱烈ファンになったという映画コメンテーター、有村昆が見どころを語った。

「アメリカ人が選ぶ“悪役ランキング”には、必ずダース・ベイダーとハンニバル・レクター博士が入るのですが、『ブラックリスト』のレッドは、トップ3に入っていいと思いますね」。スペイダー扮する“レッド”ことレイモンド・レディントンは、同作における“最重要人物”。優秀な元米軍士官候補でありながら、「犯罪コンシェルジュ」として暗躍し、長年、国際指名手配を受けてきた人物だ。

そのレッドが突然FBI本部に出頭。これまで関わってきた凶悪犯罪者リスト=ブラックリストの情報を提供し、彼らの逮捕に協力すると申し出る。だがその条件として、たったひとつだけ提示したのが、「新人捜査官エリザベス・キーンを担当にすること」だった。

有村は、「レクター博士と同じ現象が起こっているのだと思います」と、全米の熱狂ぶりを分析する。「『バットマン』や『スーパーマン』が、『ダークナイト』や『マン・オブ・スティール』に生まれ変わったように、世の中が不景気になるほど、悪役にスポットが当るんです。きれい事が通用しない世の中ですから、“悪”が魅力的に映る」と解説。さらに「天才的な頭脳がゆえに悪の道に進んだ男が、また正義に手を貸すために帰ってくる。これは“新しい”ですね。それに、身に着けるもの、食べているもの、そして所作が超一流。本当は善なのか悪なのか、何を考えているのかもよく分からない、正体不明な感じがたまらない。とても“今の時代に合っている”と感じましたね」と太鼓判を押す。

物語は、レッドはなぜFBIに手を貸すのかという大きな謎を主軸に、毎回凶悪な国際犯罪者を追いつめる捜査ドラマが展開。そして「なぜ、新人女性捜査官エリザベスがレッドの担当に指名されたのか?」「エリザベスの身近な人物が持つあの秘密は何なのか?」というサブテーマが織り込まれ、一話完結の手軽さを持ちながらも“中毒性”を両立する。

「FBIのメンバーが監視している中を、レッドが出し抜くトリックたっぷりなシーンもありますし、大人から子どもまで楽しめるドラマだと思います」と強くアピールする有村。「映画ももちろん素晴らしいものですが、2時間という長さでは描き切れないテーマを扱えるのがテレビドラマの強みだと思います。ここまで話してまだ『本当に面白いの?』と疑う方には、まずはとにかく第1話を見ていただきたい!という心境ですね」と締めくくった。

「ブラックリスト」は、1月28日午後10時からスーパー!ドラマTVで放送。


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