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「舞妓はレディ」主演・上白石萌音、夢は「井上真央さんとの共演」

2014年1月1日 09:05

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目を輝かせながら2013年を 振り返った上白石萌音
目を輝かせながら2013年を 振り返った上白石萌音

[映画.com ニュース] 2011年の東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞に輝いた上白石萌音が、大きく羽ばたこうとしている。周防正行監督の最新作「舞妓はレディ」(14年秋公開)の主演・西郷春子役に、約800人のなかから大抜てきされた逸材で、撮影では小さな体を目いっぱい駆使して周防監督の期待に応えてみせた。

舞妓はレディ」は、周防監督が本木雅弘主演作「シコふんじゃった。」(92)撮了後から構想を練り、20年以上も温め続けてきたこん身の企画。鹿児島生まれ、津軽育ちの主人公・春子が厳しい姐さんや女将のもと、京都弁、唄や舞踊の稽古にめげそうになりながらも一人前の舞妓になることを目指し、花街で懸命に生きる姿を描くもので、周防監督にとっては「Shall we ダンス?」以来約18年ぶりとなるエンタテインメント作品となる。

埼玉に作られた規格外のオープンセット、京都ロケなどを無事に終えた上白石は、13年を「ずっと(演じた)春子のことばかり考えていました。素敵な機会を与えてくださり、何よりもその環境を楽しむことができたのは、私にとって大きな1年になったと思います」と述懐。クランクイン当初は緊張したというが、「すごく雰囲気が明るくて、ゆったりしていて、緊張していても解してくださるような素敵な現場でした。撮影へいくのが、毎日楽しくて仕方なかったんです」と目を輝かす。

京都弁にも苦労したようだが、「ふんわりとした雰囲気がすごく好きで、しゃべっていても穏やかな気持ちになれました」とニッコリ。好きな京都弁は、「『おおきに』。素敵な響きですよね。何気ない気遣いの後に『おおきに』って言ったり、言われたりしたら温かい気持ちになれますし、大好き。撮影でカメラが回っていないときも、着付けていただいた後やメイクの後に言っていました」と胸を張った。

1月27日には、16歳の誕生日を迎える。秋に映画の公開を控えるが、「今回の映画の撮影で学んだり、気づいたり、決心したことがたくさんありました。そういったことを、これからどう生かしていくかが大事だと思うんです。新しいことを恐れず、どんどんチャレンジしていく年にできたらいいなと感じています」。さらに、将来の夢は「井上真央さんに憧れているんです。真央さんと共演できたら、こんなに幸せなことはありません。実現できる日がくるように、もっともっと自分を磨いていかなければいけませんね」と表情を引き締めていた。

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