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圧巻の自然美と心温まる笑顔でつづる木村大作監督「春を背負って」特報公開

2013年12月21日 12:00

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標高3000m立山連峰が舞台
標高3000m立山連峰が舞台
(C)2014「春を背負って」製作委員会

[映画.com ニュース] 日本を代表する名キャメラマン・木村大作の監督2作目「春を背負って」の特報が、このほど公開された。

笹本稜平氏の同名小説をもとに、山小屋を営む家族とそこに集う人々の力強い生き方と温かな交流を描き出す人間ドラマ。初監督作「劔岳 点の記」(2009)が興行収入25億8000万円の大ヒットを記録した木村監督が、「最初で最後の監督業」という引退宣言を撤回して臨んだ。主演の松山ケンイチを筆頭に、蒼井優檀ふみ小林薫豊川悦司らが結集。約7カ月間にわたる撮影では、立山連峰などで大規模なロケが敢行された。

撮影現場に響き渡る木村監督の「用意、スタート」という合図で幕を開ける特報では、切り立った山肌や雄大な自然に目を見張るばかり。険しい山々がみせる息をのむような美しさを背景に、山で暮らす人々の温かい笑顔が映し出され、「自分の居場所を求めて――」というメッセージが胸に迫る仕上がりになっている。

特報映像とともにお披露目されたポスターでは、布団が並べられた山小屋の屋根と、奥に広がる雲をまとった尾根の対比が印象的。青く澄んだ空とごつごつとした岩に囲まれるなか、赤銅色の屋根は人々の心のよりどころであることを象徴するかのごとく、存在感を放っている。

立山連峰で山小屋「菫(すみれ)小屋」で育った長嶺亨(松山)は、厳格な父・勇夫(小林)に反発し一度は上京したが、父が他界したために帰郷する。そこで、気丈に振舞う母・菫(檀)や、山小屋で働く高澤愛(蒼井)、沈痛な面持ちで見守る山の仲間たちと触れ合ううちに、父が抱いていた思いに気づき、都会での生活を捨て山小屋を継ぐことを決意する。

春を背負って」は、14年6月14日公開。

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