「ゼロ・グラビティ」本編冒頭シーンの一部を入手!
2013年12月16日 13:01

[映画.com ニュース] 世界興行収入6億3000万ドルを超える大ヒットを記録し、ゴールデングローブ賞で作品賞(ドラマ部門)、主演女優賞(ドラマ部門)、監督賞、作曲賞の4部門ノミネートを果たしたSF大作「ゼロ・グラビティ」(公開中)から、12分間の長回しとカメラアングル、美しい映像が話題を集める本編冒頭シーンの一部を、映画.comが入手した。
映像は、サンドラ・ブロック演じるライアン博士とジョージ・クルーニー扮するコワルスキー飛行士が、船外作業中に言葉を交わす場面。会話自体は他愛もない内容だが、美しい地球を背景にしたかと思うと、カットが割られずにカメラが回り込み、「あれでハーバード卒だ」とコワルスキーが言う同僚がふざけるスペースシャトルの遠景が映し出される。そしてコワルスキーの宇宙服のヘルメットバイザーに映り込む地球の姿がアップになり、「最高の景色だ」のセリフが告げられると、その上方からまた本物の地球が迫ってくるというシークエンスだ。
映るものほぼすべてを、NASAから提供された資料を基にCGで完ぺきに描出。縦横無尽に動き回るカメラと、宇宙空間でのあらゆる光源を再現するための装置を同作のために新たに開発し、4年半の歳月をかけて製作された映像が目を見張る。これは観客の意識を途切れさせず、主人公と同じ感覚で物語世界に引き込むためのアルフォンソ・キュアロン監督のこだわりだ。
この、複数のカットをコンピュータによって“長回し”シーンとして構築する試みは、前作「トゥモロー・ワールド」でも観客を驚かせた。キュアロン監督は「ジョナスと一緒に仕事を始めたとき、宇宙の映画にしようとか、テーマは不運と転生の可能性にしようと決めた」と、脚本を共同執筆した息子のジョナス・キュアロンとのやりとりを振り返る。さらに「もしかしたら僕は、“不運”というものが終わって生まれ変わる、つまり新しい知識を得るという“希望”が込められた映画にこだわっていたのかもしれないね。そういう観点から言うと、(『トゥモロー・ワールド』を作ったという)経験がなければ、この映画を作るのは不可能だっただろう」と、技術的にも物語的にも、前作での経験が「ゼロ・グラビティ」に大きな影響を与えたことを明かしている。
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