「永遠の0」完成披露に5000人!岡田、三浦、井上が万感の思い
2013年12月2日 20:33
[映画.com ニュース]「V6」の岡田准一が主演する感動作「永遠の0」(山崎貴監督)の完成披露試写会が12月2日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、岡田と山崎監督、共演する三浦春馬、井上真央らが出席。会場ロビーで行われたレッドカーペットイベントに800人、ホール内での試写会に4200人、合計5000人が駆けつけるなか、岡田は「僕らにとって特別な日を、皆さんと一緒に迎えられて幸せ」と万感の思いをこめて、挨拶していた。
生きることに執着し「妻のもとへ帰る」と公言しながら、太平洋戦争で特攻により戦死した天才零戦パイロット・宮部久蔵(岡田)の生きざまと、60年間封印された真実と向き合う孫の健太郎(三浦)の旅路を描く。百田尚樹氏の同名小説は、映画化決定を機に人気が再燃し、現在までに累計発行部数400万部を突破している。
岡田は“海軍一の臆病者”と呼ばれた謎多き天才パイロットという難役に挑み「当時を知っていらっしゃる方に認めていただきたいという思いも、しんどい役ではありました」と述懐。それだけに「絆、つながり、そしてたくさんの愛がつまった作品。現場が命を削りながら、大切に撮りあげたので、皆さんにとっても大切な作品になれば」とアピールした。
一方、現代を生きる青年を演じた三浦は、平幹二朗、橋爪功、今年5月に亡くなった夏八木勲さんらベテラン勢と共演し「皆さんが仕事に臨む一部始終を目の当たりにし、刺激を受け、勉強させていただいた」と最敬礼。久蔵の妻・松乃役の井上は「戦争ものというイメージで、女性は敬遠しがちかもしれないが、愛に包まれた絆を感じられる作品なので、ぜひ女性の皆さんに見てほしい」と語りかけた。
完成披露試写会には濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也が出席した。「永遠の0」は、12月21日から全国で公開。