ブラックユーモアたっぷり!「マラヴィータ」本編映像を入手
2013年11月14日 16:15
[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシ製作総指揮、ロバート・デ・ニーロ主演の話題作「マラヴィータ」の本編映像を、映画.comが入手した。
ヒットメーカー、リュック・ベッソンが監督&脚本を務める同作は、FBI証人保護プログラムを適用された元ニューヨークマフィアのボス、フレッド(デ・ニーロ)一家が、引っ越し先のフランスの片田舎で繰り広げる騒動と、フレッドが裏切った組織が差し向けた殺し屋軍団との壮絶な戦いを描く娯楽作。トミー・リー・ジョーンズ、ミシェル・ファイファーら実力派俳優の出演も話題だ。
公開された映像は、新居の水道から濁った水が出てくるのに気づいたフレッドが、その原因である工場の責任者に誠実に面会を求めたものの、体よくあしらわれてしまった直後のシーン。山道にフレッドが車を止め、険しい顔つきで荷台からバイクをたたき落とすと、車からつながれたロープの先に、引きずられて変わり果てた姿になった先述の責任者が映し出されるという内容だ。
血まみれでぼう然とする責任者に、「俺は話の邪魔をされるのが嫌いだ。もう一度だけ尋ねる、よく聞くんだぞ」とすごみながら質問するデ・ニーロの演技は、泣く子も黙るマフィアの狂気と貫録がたっぷりだが、話している内容が“水道の苦情”というコントラストが笑いを誘う。「マラヴィータ」のブラックユーモアに満ちた魅力が伝わるシーンとなっている。11月15日から全国で公開。