渡辺麻友「小さな頃から妄想ばっかり」 非現実(ファンタジー)にあこがれる乙女心
2013年11月5日 05:00

[映画.com ニュース] 渡辺麻友(AKB48)が、人気ファンタジーシリーズの最新作「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海」日本語吹き替え版で声優を務めている。渡辺にとって、ハリウッド映画の吹き替えは初めてのチャレンジ。「普段から非現実的な世界にあこがれているし、ファンタジー映画も大好き。あのワクワク感がいいんですよ。今思い出すと、小さな頃から“ごっこ遊び”が大好きで、妄想ばっかりしていましたね」と乙女心を垣間見せる渡辺にとって、本作は最良のハリウッドデビュー作となったようだ。
映画はギリシャ神話の海神ポセイドンと人間との間に生まれた「半神(ハーフゴッド)」の少年パーシー・ジャクソンを主人公に、彼の冒険と成長を描いたファンタジー大作「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(2010)の続編。渡辺はパーシーとともに、邪悪な力を持つ神クロノスの復活を阻止しようと奮闘するヒロインで、知恵の女王アテネの娘・アナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)の声を演じている。
「アナベスはしっかり者で、仲間思い。行動力もあって、頼もしいヒロインだと思います。応援したくなると同時に、こちら側も勇気づけられる存在。それにパーシーとの関係も、性別を超えた純粋な友情で結ばれている。そこがすごく美しいなって」。
アニメ映画「ねらわれた学園」やテレビアニメ「AKB0048」で声優経験はあるが、実写映画の吹き替えは「まったく別物でしたね。私が未熟なせいもあって、アフレコ中は自分の“芝居声”に恥ずかしさを感じてしまって……」と戸惑いも。「すでに完成した実写の映像に、口の動きや細かな呼吸のタイミングを合わせるのが本当に難しかったです。アナベスは少し年上なので、その分、発声も大人のトーンで。それにアクションシーンもたくさん。アフレコ中は、実際の動きを参考に『ウッ』『ハッ』って(笑)」と悪戦苦闘の連続だった。
それでも本作がもつファンタジックな魅力に話題が及ぶと「本当にすごく楽しむことができました。私もある意味“出演者”ではあるんですが、それも忘れてしまうほど、美しい映像の世界観に入り込んでしまいました」と満面の笑み。空想上の生き物が数多く登場するのも、ファンタジー映画ならでは。お気に入りは、ヒポカンポスと呼ばれる海馬だといい「パーシーたちを背中に乗せて、大海原をスイスイ進んでいくシーンは、心のなかで『キャハ』ってはしゃいじゃいました」と大きな瞳が、一段と輝きを増した。
これまで演じた役柄で、特に印象深いのは主演ドラマ「さばドル」(2012年放送)の主人公・宇佐しじみだという。実年齢38歳の高校教師なのに、17歳だと偽りアイドル業もこなすというユニークな設定だが、「それがすごく楽しかったんです。普段は等身大の役柄が多いですけど、実は現実離れした、ちょっと変わったキャラクターのほうが自分でも好きみたいです」。ファンタジー好きな渡辺らしい発言だ。
さらに「素晴らしい表現に触れると、自然と鳥肌が立ちますよね。私は子どもの頃から、その瞬間が大好きなんです。そして今は、私自身がステージに立ったり、お芝居をしたりと表現する立場になった。私が何かを表現することで、見てくださる皆さんに鳥肌が立つような感動を味わってもらえたら、それ以上にうれしいことはありません」とも。AKB48での活躍はもちろん、ソロ活動や声優、女優業と表現の幅も広がりつつある。今後もファンを、日常を飛び越えた非現実(ファンタジー)へとグイグイ引き込む活躍に期待したい。
ちなみに日本語吹き替え版には、千葉県船橋市の非公認ご当地キャラクター「ふなっしー」がゲスト出演。力の象徴として、「伝令の神」ヘルメスが手にする杖に絡みつく蛇のジョージを演じている。「ふなっしーさん、お上手でした! ふなっしーさんらしさを残しつつ、蛇の役にハマっていた」と渡辺も太鼓判を押す。自身もふなっしーの大ファンだといい、「日々、部屋にはふなっしーグッズが増えている」のだとか。まゆゆの部屋で増殖するふなっしー……、これもまたファンタジーなのかもしれない。
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