「帝国の逆襲」と同時公開された短編映画が30年ぶりに上映
2013年10月30日 13:01

[映画.com ニュース] ヨーロッパで「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」と同時公開された短編映画「ブラック・エンジェル」が、30年の年月を経てアメリカで上映されたと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
「ブラック・エンジェル」は、エピソード4にあたる第1作「スター・ウォーズ」の装置監督を務め、アカデミー賞美術賞を受賞したロジャー・クリスチャンの監督デビュー作品だ。第1作が公開された際、イギリスで同時公開された短編映画にジョージ・ルーカスが不満を抱いていたことを聞きつけたクリスチャンは、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の公開に合わせて、短編映画の企画を立ち上げた。
十字軍の遠征から戻ってきた騎士が不思議な場所に導かれ、王女を助ける任務を負うことになるというストーリーで、脚本を気に入ったルーカスは映画化を援助。25分の短編映画として完成した「ブラック・エンジェル」は、1980年、ヨーロッパやオーストラリアの「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の上映館で同時上映された。こうした経緯から往年の「スター・ウォーズ」ファンにとっては思い出深い作品として知られるが、制作会社が倒産し、ネガもプリントも消失したため、まぼろしの映画となっていた。
しかし、2011年、ユニバーサルの記録保管担当が「ブラック・エンジェル」のネガを発見。「スター・ウォーズ」ファンのボランティアによって、修復、デジタル化され、先日、カリフォルニア州マリンカウンティで行われたミル・バレー映画祭で披露された。同作がアメリカで上映されるのは初めてで、来年にはデジタル配信されることになるという。
「ブラック・エンジェル」を手がけたクリスチャンは、その後、1982年に「ザ・ゼンダー/恐怖の幻想人間」で長編映画デビュー。2000年に発表した「バトルフィールド・アース」では、ゴールデンラズベリー賞の最低監督賞を受賞している。
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