“世界最弱の監禁男”温水洋一「僕になったつもりでコンテナに閉じ込められて!」
2013年10月12日 23:30
[映画.com ニュース] 個性派俳優の温水洋一が10月12日、主演を務めたシチュエーションサスペンス「アブダクティ」の初日舞台挨拶に、共演の麻亜里、正木佐和、山口雄大監督らと登壇した。温水は、「映画館で見るためだけにできたような映画。まるでコンテナの中に閉じ込められているような感覚を味わえる。僕に感情移入して、僕になったつもりでコンテナに閉じ込められてください!」と猛アピールした。
家族に見捨てられた借金まみれの中年男(温水)が、ある日突然出口のない密室コンテナに閉じ込められ、何とか脱出しようともがく姿をワンシチュエーションで描き出す。温水は“世界最弱の監禁男”という役どころに、「企画を聞いて面白そうだなって思った。山口監督ってオバカな映画ばかり撮っている監督なので、どんなくだらないオバカギャグになるのかと思っていたら、今回は一切笑いがない!」と意外性に驚いていた。
「地獄甲子園」「デッドボール」など個性的な作風で知られる山口監督は、「公開まで紆余曲折があった。宣伝費がほぼないという状況になってしまい、試写が1度もできなかった。だけど全身全霊をかけてつくった作品なので、海外の映画祭の賞などを励みに苦境を乗り越えた。今日はいつもの初日よりうれしい」と感慨深げ。そして、「温水さんにお願いして色々なメディアで紹介してもらった。本当にありがとうございます」と深々と頭を下げると、温水は「宣伝部がいてもふだん普通にやっていることです」と話し、会場からは温かい拍手がおくられた。
温水の娘役を演じた麻亜里は、温水の印象を「役としてはダメダメな人だけど、すごく情熱を感じた」。温水は撮影を振り返り、「5日間の撮影は過酷だった。初日からくじけそうになるくらいカット数が多くて、主人公がだんだんと疲れていくさまは本当にリアル。クランクアップする日は高揚感たっぷりでパワーみなぎる感じになっている」と達成感をにじませた。山口監督は、「頭が良い人が閉じ込められることが多いけれど、多分ダメだろう、途中でくじけるだろうという人に頑張ってもらいたかった」と狙いを明かし、温水は苦笑いを浮かべていた。
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