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P・アルモドバル新作のスペイン俳優が来日「お・も・て・な・し」披露

2013年10月10日 14:30

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「お・も・て・な・し」を披露したハビエル・カマラ(右)
「お・も・て・な・し」を披露したハビエル・カマラ(右)

[映画.com ニュース]スペイン語・ポルトガル語圏の話題の映画を紹介する「第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013」が、10月9日に都内で開幕。スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作「アイム・ソー・エキサイテッド!」に出演した俳優のハビエル・カマラと女優のブランカ・スアレスが来日し、オープニングイベントとティーチインに参加した。

以前から来日を熱望していたというカマラは「オリンピック開催にあたり、マドリッドを負かしていただき大変ありがとう。しかし、今でも日本の皆さんが大好きです」とコメント。そして、スアレスとともに「お・も・て・な・し」のジェスチャーを披露し会場を沸かせた。

映画は機体トラブルで空中旋回を続ける旅客機が舞台。オネエキャラの3人の客室乗務員たちに振り回されるパイロット、ビジネスクラスではSMの女王や不祥事を起こして亡命を願う銀行頭取、謎の預言者ら一癖も二癖もある乗客たちのブラックな笑いに満ちたコメディ。

カマラは、アルモドバルの作品では毎回かつらをつけて出演していることを問われると「私がハゲているからです(笑)。私の外見的な魅力が彼のタイプではないからかもしれません。彼と仕事をしていると楽しいけれど、本当の意味で彼に気に入られたと思ったことはありません(笑)」と冗談めかす。アルモドバル監督にとって久々のコメディ作になったが「スペインは大変な経済危機で人々は暗い気持ちに陥っているので、こういったコメディを製作して観客に笑ってほしいと考えたのでは」と俳優として監督の思いを代弁した。

アルモドバル監督の前作「私が、生きる肌」に続いての出演となるスアレスは「映画業界にいてアルモドバルのような監督と一緒に仕事をするのはすばらしいこと。私の夢のひとつがかなった」と振り返った。

「第10回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2013」は、新宿バルト9で10月9~14日、T・ジョイ京都で17~20日、横浜ブルク13で24~27日、梅田ブルク7で11月8~10日開催。「アイム・ソー・エキサイテッド!」は2014年1月25日新宿ピカデリーほか全国公開。

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