TOKIO長瀬、悪徳刑事役に自信 「やったことない芝居、表情を実感」
2013年10月4日 08:00
［映画.com ニュース］「TOKIO」の長瀬智也主演で“三億円事件”の真相に迫るTBSの金曜ドラマ「クロコーチ」の制作発表会見が10月3日、都内で行われ、長瀬をはじめ、共演の剛力彩芽、東幹久、金子賢、渡部篤郎が出席した。
「週刊漫画ゴラク」（日本文芸社刊）に連載中の人気漫画が原作で、長瀬が演じる黒河内は前代未聞の悪徳刑事。政治家の弱みを握ってゆするなどヒーローとはかけ離れた刑事が、その不正で得た金で未解決事件の真相を暴いていく。短髪に無精ひげ姿で登場した長瀬は、「原作も短髪なんですが、似せようとしたわけではなく、スタッフと話し合って作っていった」と説明。以前もドラマ「三億円事件～20世紀最後の謎～」に出演し、犯人役を演じた経験があり「事件にずっと興味があったし、また関わることができてつながりを感じます。“倍返し”でなくみなさんに恩返ししたい」と語った。
これまで演じたことのないタイプの悪徳刑事役だが、長瀬自身は「ヒーローだと思ってやっている」。さらに、「自分でもやったことのない表情、芝居ができている実感があります。まだ、出来上がりが想像できないけど、武骨で妙な男になっていると思う」と手応えを口にした。
黒河内の“お目付け役”となる記憶力抜群のキャリア組刑事・清家を演じる剛力は、オファーを受けるまで事件についてほとんど知らなかったそうで、「そんな事件があった気がする、（犯人の）モンタージュ写真も見たことある気がする……という感じでした」と明かす。45年前の事件とあって「私の世代は割とそうかもしれないけど、そういう人にも事件を知っていただけたら」と意気込みを語る。現場ではいつも長瀬とおしゃべりをしているそうで「いつも私の家族の話を聞いていただいています」とニッコリ。長瀬も「癒されるんですよ」と相好を崩していた。
「クロコーチ」は、10月11日から放送開始（初回85分スペシャル）。
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