ベテラン女優エレン・バースティンが語るモンローの素顔とは?
2013年10月4日 13:00

[映画.com ニュース] 死後50年たって初公開された、マリリン・モンロー自筆の文書をもとにしたドキュメンタリー「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」(リズ・ガルバス監督)が、10月5日に公開される。本編では現役女優たちがモンローになりきり、その魂をよみがえらせている。企画に参加した女優のひとりである、エレン・バースティンが謎に包まれたモンローの素顔の一端を語った。
“永遠のセックスシンボル”と形容されたモンローの生き様について「とても複雑で、とても知性のある女性だと思うわ。マリリンは“マリリン・モンロー”という公的な人格を作り上げることに成功したと思う。でも、あまりにも成功しすぎて、死後もそのイメージはアイコンとして、偶像として生き続けている。そのイメージは、実際本人ほど賢くなくて、そして様々な違うマリリン・モンロー像が板についてしまったように思うの」と語る。
バースティンは現在、演出家で俳優のリー・ストラスバーグが設立し、モンローが演技を学んだアクターズ・スタジオの共同代表を務めている。一度だけ生前のモンローを見かけた際の印象をこう振り返る。「ストラスバーグから、『彼女に普段から照明部が付いて回っているような輝き。部屋に入るとパッと明るくなるような、華やぐような、見たことのない物を彼女は持っていた』って聞いていて、その後に実際に彼女を一度見かけたんだけど、彼女は本当に光り輝いていたわ」
“おバカなブロンド娘”のイメージ脱却を目指し、演技を一から立て直すため、ニューヨークのアクターズ・スタジオに通ったことがモンローの女優人生の転機のひとつとなったが、バースティンにとってもかけがえのない場所になっている。「アクターズ・スタジオは地球上で役者が自分の芸を自由に磨くことができる唯一の場所だと私は思っているわ。また、演技というアートに対する、世界に一つ、唯一のサービス施設というと言いすぎかも知れないけれど、自分にとって、とても重要な存在。全ての事を、私はアクターズ・スタジオから学んだからこそ、自分にできることをしたいって思うのよ」と語った。
「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」は、10月5日から全国で公開。
(C)2012 Diamond Girl Production LLC. All Rights Reserved.
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

吉永小百合“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

なんだこのカッコイイ映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

キムズビデオ
【この衝撃作を知ってるか?】“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート