鳥越俊太郎氏、娘・さやかから苦言「浮かれないでね」
2013年9月26日 21:30

[映画.com ニュース]ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が9月26日、都内で行われた米映画「ランナウェイ 逃亡者」の公開記念イベントに、娘で歌手のさやかとともに出席した。
ロバート・レッドフォードが「大いなる陰謀」以来5年ぶりに監督と主演を兼任し、手がけた社会派サスペンス。ある事件を追うジャーナリストが主人公で、鳥越氏は「僕も毎日新聞の記者時代は、1日も休みがない時期が2年以上も続いた」と述懐。一方、さやかは「幼いながらに、父の記者魂みたいなものを格好いいと思っていた。今はテレビとか出ちゃって、ブランドものを着ている。浮かれないでねという気持ち(笑)」と苦言を呈していた。
1969年、「ウェザーマン」と名乗る過激派グループがベトナム戦争反対を訴え連続爆破事件を起こした後、こつ然と姿を消した。それから30年後、元メンバーの1人が逮捕されたことをきっかけに、若き新聞記者のベンは真相を知る善良な弁護士・ジム(レッドフォード)の行方を追う。彼がひた隠す過去の秘密とは?
実際に起こったテロ行為を背景にした本作について、鳥越氏は「60年代の後半から、反戦運動が高まるなか、デモだけでは戦争が終わらないと思い詰めた集団が、過激な行動に出た」と説明。同時期には日本でも、過激派による事件が社会問題化しており「(記者として)忙しく、家族とちゃんと向き合えない時期もあったかな。コミュニケーションは大切にしてきたつもりだけど」と振り返っていた。
がん患者として治療や克服の過程が、たびたび取材されることも。さやかは「小さい頃、一緒にいる時間が少なかった分、今は娘として取材を受ける父に協力したい」と親孝行ぶりを見せていた。「ランナウェイ 逃亡者」は10月5日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース





「映画『F1(R) エフワン』」あらすじ・概要・評論まとめ ~ファンタジー性とグラフィックに酔う“F1プロパガンダ”~【おすすめの注目映画】
2025年6月26日 09:00

映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント