“平成おしん”濱田ここねちゃん、上戸彩に「倍返し」宣言
2013年9月24日 21:35
[映画.com ニュース]国民的ドラマを映画化した「おしん」の完成報告会見が9月24日、都内で行われ、主人公のおしんを演じる濱田ここねちゃんをはじめ、両親役の上戸彩と稲垣吾郎らが出席した。本作で過酷なロケを経験したここねちゃんは、「現場で上戸さんが優しくしてくれた分、倍返ししたいです!」と、上戸出演のドラマ「半沢直樹」の名ゼリフを引き合いにドヤ顔。「打ち合わせしたの?」(上戸)、「ちょっとだけ」(ここねちゃん)と親子のようなほほえましい掛け合いを見せていた。
平均視聴率52.6%を記録した橋田壽賀子氏原作の同名ドラマを映画化。放送された1983年当時の脚本をもとに、過酷な身の上でもひたむきに家族を思い、成長する少女・おしんの奉公時代を描く。2月中旬に山形でクランクインし、庄内映画村、鶴岡市ほか県内でオールロケを敢行された。
おしんの母親役に挑んだ上戸は、「母親を演じたことが良いことだったのか。それはご覧になる皆さんが判断することなので、演じ終った今もプレッシャーはありますね」と緊張した面持ち。それでも「感動したという声を聞くと、他の作品でほめられるより“何倍”もうれしい」と自信も垣間見せた。
一方、稲垣は短髪でおしんの父親を演じ「トレードマークの前髪がない自分は、正直自分じゃないみたい。でも吹っ切れて、役になりきれた」と述懐。ただ、上戸からは「こっちの髪型のほうがいい」と言われたと明かし、「僕は30年間、何をやっていたんだろうと思いました」と苦笑いを浮かべた。
会見にはおしん親子の3人に加えて、泉ピン子、小林綾子、井頭愛海、ガッツ石松、満島真之介が出席。泉も先日の最終回が視聴率42.2%をマークした「半沢直樹」にハマっていたといい「終わってしまい、ショック。でも40%は超えると思っていました。私の目が黒いうちに、続編と映画を作ってほしい」とラブコールをおくっていた。
「おしん」は10月12日全国公開。