永作博美&佐々木希「さいはてにて」で台湾の女性監督チアン・ショウチョンとタッグ!
2013年9月21日 07:00

[映画.com ニュース] 女優の永作博美と佐々木希が、台湾の女性監督チアン・ショウチョンがメガホンをとる日本映画「さいはてにて かけがえのない場所」で共演することがわかった。日本初の世界農業遺産に登録された能登半島(珠洲市)でのオールロケを敢行し、日本のスタッフ、キャストとの混成チームをつくることで三大映画祭やアジア全域での公開を視野に入れて製作するという。
チアン・ショウチョン監督は、名匠ホウ・シャオシェン(「悲情城市」)の弟子にして、故エドワード・ヤン監督(「ヤンヤン 夏の想い出」)の後継者と呼ばれる逸材だ。主演の永作については、「八日目の蝉」の演技を見てほれ込んだそうで、キャスティングが実現。第2子出産後、初の映画撮影となる永作は「監督が非常に物語を純粋にとらえているのが印象的で、その見解がどう演出に重なっていくのかとても楽しみです。とても可能性の幅が広い作品のように思います」と語っている。
約10年間の構想期間を経て撮影にこぎ着けた完全オリジナル脚本である今作は、東京で焙煎コーヒー店を営みながらひとりで生きてきた吉田岬(永作)が主人公。幼少期に生き別れた父を探して故郷の能登に戻り、新たに店を開くことになるというストーリーだ。
佐々木が演じるのは、岬の隣家に住むシングルマザーのキャバクラ嬢・山崎絵里子。海外の監督との仕事は初めてだそうで、「私で務まるのか不安もありました。でも、監督とお会いするたびに段々と言葉の壁がなくなり、今ではコミュニケーションを取るのがとても楽しみになっています。作品に関わるすべての方を信じて精いっぱい頑張ります」とコメントを寄せている。
9月22日にクランクインしたチアン・ショウチョン監督は、「私は日本と異なる言語、文化、バックグラウンドをもつ台湾の人間ですが、だからこそまったく制限を受けない視点でこの物語の人物をとらえることができますし、また違った形の創作インスピレーションを生み出すことができると思っています」と意欲をみなぎらせている。さらに、「観客の皆さんが、人間関係に内包される様々な感情に問いかけるこの作品から、それぞれが自分の人生に重ね合わせ異なる解釈を導き出していいただけたら嬉しいです」と語った。
「さいはてにて かけがえのない場所」は、2014年冬に全国で公開。
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