「ブレイキング・バッド」スピンオフにGOサイン

写真：Splash/アフロ

［映画.com ニュース］　米人気ドラマ「ブレイキング・バッド」のスピンオフ番組の制作が正式決定したと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。

「ブレイキング・バッド」に登場する犯罪弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたドラマで、同作と同様、AMCで全米放送されることになる。グッドマンはシーズン2から登場した弁護士で、派手なスーツを着たうさん臭いルックスとは裏腹に、問題解決の達人。雇用主である主人公ウォルター・ホワイトを、手段を問わず手助けしてきた。

「Better Call Saul」という仮題が付けられた新ドラマは、グッドマンがホワイトに出会う前の時代が舞台。「ブレイキング・バッド」の脚本家で、グッドマンの生みの親であるピーター・グールドが企画・製作総指揮を務め、「ブレイキング・バッド」のビンス・ギリガンも製作総指揮として参加する。グッドマン役のボブ・オーデンカークが主演を務める。

現在、アメリカでは完結編となるシーズン5が放送中だ。スピンオフ企画は以前からあったものの、制作のソニー・ピクチャーズ・テレビジョンと、全米放送を手がけるAMCとの交渉が難航。しかし、今年8月に放送を再開したシーズン5の視聴者数が590万人を超える大ヒットを記録していることから、AMC側が妥協した模様。関係者によれば、ネットフリックスが獲得に動いていたという。