ゲイを公表したウェントワース・ミラー、自殺未遂の過去を語る
2013年9月11日 17:15
[映画.com ニュース] 今年8月にゲイであることをカミングアウトした俳優・脚本家のウェントワース・ミラーが9月7日、米シェラトン・シアトルホテルで開催された人権擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンのパーティでスピーチを行った。
米ハリウッド・レポーター誌によれば、ミラーはスピーチのなかで、10代の頃に何度も自殺を試みたことを告白。「初めて自殺しようとしたのは、僕が15歳のときでした。週末に家族が遠出するのを待ち、家にひとり残った僕は薬を一瓶飲みました。その後、数日の間に何が起こったのか覚えていませんが、月曜の朝、僕は学校に行くバスに乗り、全てが順調のように振る舞っていました。助けを求めてやったことなのかと聞かれたら、答えはノーです。なぜなら、僕はそのことを誰にも話さなかったからです」と打ち明けた。
また、ゲイであることを公表する前に、主演ドラマ「プリズン・ブレイク」のプロモーションで数々のインタビューを受けていた当時を振り返り、「僕には真実を、僕がゲイであるということを語る機会がたくさんありましたが、明かさないことを選択しました。プライベートでは家族や友人にすでに伝えていましたが、仕事上、公には発表していませんでした」と語った。
ミラーは、ロシアで制定された同性愛宣伝禁止法を理由に、サンクトペテルブルク映画祭への招待を辞退する手紙を映画祭責任者宛に送り、そのなかで自身が同性愛者であることをカミングアウトしていた。