宮崎駿監督引退発表、海外記者にも衝撃 瀧本美織は公式上映で感極まる
2013年9月2日 11:52

[映画.com ニュース] 第70回ベネチア国際映画祭で9月1日(現地時間)、宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」が公式上映された。上映に先駆けて行われた会見では、世界中から集まった記者を前に宮崎監督の引退が発表された。会見に出席したのは、スタジオジブリの星野康二社長と菜穂子役の声優を務めた瀧本美織。会見の冒頭、星野社長は出席がかなわなかった宮崎監督から託された、「リドはとても好きな場所です。今回出席できないのは残念ですが、くれぐれもみなさんによろしくとお伝えください」というメッセージを読み上げた。質疑応答の後、最後に「大切な発表があります」と切り出し、宮崎監督の引退を明らかにした。あまりに突然の発表に、会場はどよめくというより、静かな驚きをもって迎えられた印象だ。イタリアのある記者は、「以前から宮崎アニメの大ファンだっただけに、これが冗談であって欲しい」と落胆した様子で語ってくれた。
夜の公式上映では、宮崎監督が現地入りしていないことも響いてか満席には至らなかったが、冒頭にスタジオジブリのロゴが出ると拍手が起こり、その人気ぶりをうかがわせた。上映後はスタンディングオベーションが起こり、感極まった瀧本が涙を見せるひと幕も。監督引退の件をベネチアに着いた後、星野社長から口頭で知らされたという瀧本は「収録中はそんな様子はまったくなかったです。子ども時代からずっと宮崎監督の作品が好きだったので、今回参加できてとても光栄でした。またお仕事を監督に気に入っていただけたことをあとから聞いて、うれしくて涙が出ました」と振り返った。宮崎監督は本映画祭で2005年に金獅子栄誉賞を受賞しているが、今回の発表が受賞にどんな影響を与えるか、注目が集まる。
5日目を迎えた映画祭では、ジョージ・クルーニーに引き続き「Joe」に主演したニコラス・ケイジ、「Child of God」を監督したジェームズ・フランコらがレッドカーペットを賑わせた。ともに若手作家によるインディペンデント系の作品なのが今年のべネチアらしい。デビッド・ゴードン・グリーン監督のもと、アルコール中毒の父に虐待される少年の父親代わりになるキャラクターに扮したケイジは、本作で久々に役者の本領を発揮。一方、フランコの監督作は、コーマック・マッカーシーの原作をスコット・へイズ主演で映画化。社会から疎外された異端児にして殺人犯でもある主人公を、モラルにとらわれない独自の視点で描いた。
現在のところ評価が高いのはスティーブン・フリアーズの「あなたを抱きしめる日まで」。今後はテリー・ギリアム、グザビエ・ドラン、ツァイ・ミンリャンらの期待作が待機している。(佐藤久理子)
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