ソフィア・コッポラ監督「ブリングリング」12月に公開決定&来日も予定
2013年8月28日 10:00
[映画.com ニュース]ソフィア・コッポラ監督の最新作「ブリングリング」(原題「The Bling Ring」)が、12月14日に劇場公開されることになり、「SOMEWHERE」(2010)のプロモーション以来、約2年11カ月ぶりにコッポラ監督が来日することが決定した。
コッポラ監督が脚本も兼ね、米ロサンゼルス・ハリウッドで発生した被害総額3億円にのぼる強盗事件を題材に、欲望の赴くままに犯罪に手を染めていくティーンの少女を描いたセンセーショナルな青春映画。パリス・ヒルトン、オーランド・ブルームらをターゲットにした実在の事件にゴシップを織り交ぜ、少女特有の残酷な輝きをスクリーンに映し出す。第66回カンヌ映画祭ある視点部門で、オープニング作品として上映され話題を呼んだ。
舞台は、ハリウッドセレブが邸宅を構える高級住宅街カラバサス。華やかな生活にあこがれるニッキーら5人組は、いたずら半分にセレブの豪邸をインターネットで調べ、ブランド物を次々と盗み出していく。出来心ではじめた冒険だったが、やがて5人は後戻りのできないところまで足を踏み入れてしまう。
エマ・ワトソンがニッキー役で、「ハリー・ポッター」シリーズなどに代表される優等生のイメージを一新。ケイティ・チャン、クレア・ジュリアン、イズラエル・ブルサール、タイッサ・ファーミガら若手女優が名を連ねた。実際に被害にあったヒルトンが、ロケ地として自宅を提供し、ゴージャスなクローゼットを公開。ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ルブタンなどハイブランドのアイテムに加え、カニエ・ウェストやM.I.A.らコッポラ監督らしい音楽の数々が物語を彩る。
「ブリングリング」は、12月14日から東京・渋谷シネクイントほか全国で順次公開。