W浅野「抱きしめたい！Forever」主題歌でELTが大ヒット曲をカバー

1988年に放送された連続ドラマ「抱きしめたい！」の主題歌として大ヒットした、カルロス・トシキ＆オメガトライブの名曲をELTがカバー。連ドラとその後3度にわたり制作されたスペシャルドラマで音楽を担当してきた「ピチカートファイブ」の小西康陽が、新たにアレンジを加えた。現在レコチョクとミュゥモで配信されており、 9月27日発売のCD「抱きしめたい! ミュージックコレクション」にも収録される予定だ。

楽曲をプロデュースした小西は、「締め切りギリギリまでアレンジのアイデアが降りてくるのを待ちました。けれども持田香織さんがオメガトライブのカラオケに合わせて歌って下さった『アクアマリン』を聴いていたら、スルっと出来てしまいました」と述懐。さらに、「歌入れの終わる頃、本当に感動していた自分が考えたこと。それは『オレもELTのメンバーになりたい』ということでした。またチャンスがあったら、おふたりとはぜひもう一度、仕事をしてみたいです」と、その才能に心酔したようだ。

カバー曲を発表するのは、2007年の槇原敬之「冬がはじまるよ」（トリビュート作品を除く）以来約6年ぶりというELTは、「この曲は自分たちにとっても懐かしく、当時の思い出深い1曲です。今回は小西さんとの共同作業ということで、自分たちだけではあまり使用しない楽器をフィーチャーしたりして、新鮮な気分でのレコーディングになりました。ドラマの放送を楽しみにしています」とコメントを寄せた。

連続ドラマから演出を手がけている河毛俊作氏は、「今回は男性ボーカルではなく女性ボーカルで聞いてみたいと思いました。そんな中、（主演の）おふたりが持つ年を重ねたからこその透明感、そして夏の終わりを感じさせる空気感といったものをELTさんが感じさせてくれました」と、出来栄えを語る。

「栄光の苑幼稚園」での出会いから50年目を迎えた麻子（浅野温子）と夏子（浅野ゆう子）。仕事一筋で恋はご無沙汰の麻子のもとに、夫・圭介（岩城滉一）の隠し子が発覚したといって夏子が転がり込んでくる。麻子は夏子の代理として、圭介の浮気相手が雇った弁護士・瀬戸（草刈正雄）と面会。立場上敵対するふたりだが、次第に距離が近づいていく。W浅野をはじめとしたレギュラーメンバーの岩城、野際陽子、本木雅弘のほか、新たに草刈、市原隼人らが共演する。フジテレビ系で今秋放送予定。