巨匠ベルイマンとミューズの愛を映し出す「リヴ&イングマール ある愛の風景」公開決定
2013年8月25日 12:00

[映画.com ニュース] 20世紀最大の巨匠のひとりと称賛されるスウェーデン人監督イングマール・ベルイマンと、巨匠のミューズとなった大女優リブ・ウルマンの愛と友情を映した「リヴ&イングマール ある愛の風景」(ディーラージ・アコルカール監督)の公開が12月7日に決定、ポスター画像がお披露目された。
1964年「仮面/ペルソナ」で出会ったふたりは撮影中に恋に落ち、5年間共に暮らし、娘をひとりもうけた。その後、カップルとしては破局を迎えたが、怒りと憎しみを超越したところに別の愛の形を見出し、40年にわたって友情を分かち合う唯一無二の関係を築きあげ、監督と女優として「叫びとささやき」「ある結婚の風景」「秋のソナタ」など、映画史上さん然と輝き続ける傑作を世に送り出してきた。
2007年に89年の生涯を閉じたベルイマンへの思いを、まるでラブレターを綴るように語るウルマンのインタビューをはじめ、映画のカットや初公開のオフショットから構成される本作は、愛や憎しみや友情を超えた強い絆で結ばれたふたりを映す出すドキュメント・ラブストーリー。映画史の観点からも、当時の2人の関係がそれぞれの映画に多大な影響を及ぼしていたかをうかがい知ることができる貴重な作品だ。
「リヴ&イングマール ある愛の風景」は12月7日から東京・ユーロスペースほかで公開。
関連ニュース





