青山真治監督&菅田将暉「共喰い」ロカルノ国際映画祭でダブル受賞!
2013年8月21日 15:15

[映画.com ニュース] 青山真治監督の新作「共喰い」が、第66回ロカルノ国際映画祭(8月7~17日)コンペティション部門で、「YOUTH JURY AWARD最優秀作品賞」と「ボッカリーノ賞最優秀監督賞」の2冠に輝いた。青山監督は、2011年に同部門で審査員特別賞を受賞した「東京公園」に続き、2度目の受賞となった。
青山監督は、これまでに同映画祭に、「東京公園」「路地へ 中上健次の残したフィルム」「赤ずきん」の3作品を出品してきた。今回受賞した「YOUTH JURY AWARD」は若い審査員、「ボッカリーノ賞」はスイス国内の批評家が選考を行っており、「YOUTH JURY AWARD」の審査員は「不運にも受け継いでしまった父親の人間としての劣性と向き合い、深い苦悩を抱える主人公の遠馬の心と体の成長を、彼を取り巻く女性たちが力強く支える傑作」と絶賛している。
15日に行われた正式上映では、会場の客席3000席が埋まり、上映後は青山監督と主演の菅田将暉に熱い拍手がおくられた。青山監督は「『共喰い』の世界と主人公・遠馬の苦悩が、若い人たちに理解されたことが何よりも嬉しいです。これからのみなさんにとってこの映画が記憶に残るものになったら幸せです。みなさんの女性の力に対する理解がこの作品によって深まったとしたら、この映画を作った甲斐があると思います」と感慨深げだ。
海外映画祭に初参加となった菅田も、「『共喰い』の遠馬は19歳の自分の全てをさらけ出した作品」と強い思い入れを明かし、「『共喰い』を経て、俳優として人の心に残る作品を産み落としていけるように頑張ろうと改めて思いました。全力でもがいていきたい、と。自分の生きる指標ができました。本当に感謝です」と喜びのコメントを寄せた。
「共喰い」は、青山監督のメガホンで、田中慎弥氏の第146回芥川賞受賞作を実写映画化。昭和最後の夏の山口・下関を舞台に、高校生の少年と暴力的な性癖を持った父の姿を通して、人間の欲・闇をあぶり出す。9月7日から全国で公開。
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