台北地下街で海賊版DVD販売の2店舗摘発
2013年8月15日 08:00
[映画.com ニュース] コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の要請にもとづき、台湾の保護智慧財産権警察(IPR警察)は7月26日、「真夜中のパン屋さん」「35歳の高校生」「潜入探偵トカゲ」「ラストシンデレラ」「お助け屋☆陣八」「レディ・ジョーカー」など、13年6月に放送を終えたばかりの最新テレビドラマを含む日本コンテンツの海賊版を販売していた、台北市最大の地下街「台北地下街」の2店舗を摘発、2人を検挙し、海賊版DVDなど約8000枚を押収した。
8月10日、IPR警察でこの摘発に関する記者発表が行われ、CODAの中山威智郎・事務局担当部長も同席。摘発に対して謝意を表すとともに、「台湾では日本コンテンツの人気が高いが、海賊版の問題があり残念ながら正規流通が進んでこなかった。この問題が劇的に解決しつつある今、台湾は世界で初めて日本コンテンツの正規流通のスタートラインについたエリアと言える。権利者にもこの状況を理解してもらい、これまで紹介されていない日本コンテンツの流通も進むよう、CODAも努力する。期待してほしい」とコメントした。
CODAによれば、台湾での日本コンテンツの海賊版の集中的な取り締りは、同機構の要請によって11年11月から開始され、12年11月の「光華商場」での摘発でほぼ一掃された。しかし、その後も散発的な侵害行為が続いているため、同機構では引き続き、海賊版対策において提携する台湾国際影視基金会と共に対策を進めている。 CODAは、これらの侵害対策を経済産業省委託事業の一環として実施している。(文化通信)
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