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米ドライブインシアターのデジタルシネマ移行、ホンダが支援

2013年8月15日 20:00

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アメリカの伝統文化ともいえるドライブインシアター
アメリカの伝統文化ともいえるドライブインシアター
写真:AP/アフロ

[映画.com ニュース] ハリウッドのメジャースタジオが今年中に従来の35ミリフィルムの配給を終了するといわれるなか、アメリカのドライブインシアターが帰路に立たされている。

デジタルシネマへの移行には7万5000ドル程度のコストがかかるため、経営の厳しいドライブインシアターは廃業する道しか残されていない。しかし、日本の自動車メーカーであるホンダが窮地に立たされたドライブインシアターに救いの手を差し伸べたと、バラエティ紙が報じた。

ホンダは「プロジェクト・ドライブイン」と題した救済案を企画し、一般投票で上位にランクインしたドライブインシアター5館にデジタル映写機を寄付するという。1933年に誕生したドライブインシアターは50~60年代に全盛期を迎え、ピーク時にはアメリカ全土に4000館あった。

しかし、シネコンの普及と都市開発の煽りをうけて、現在では300館程度に減少している。ホンダは、高級車ブランドのアキュラとともに、アメリカ市場で確固たる地位を築いており、伝統文化ともいえるドライブインシアターの保護に貢献すれば、さらなるイメージアップにつながりそうだ。

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