ディカプリオ製作で最後のバイキング王を映画化 主演の可能性も
2013年8月12日 11:15
[映画.com ニュース] 米俳優レオナルド・ディカプリオが、11世紀のノルウェー王で、最後のバイキング王ともいわれるハーラル3世を題材にした映画に着手することが分かった。
「モーテル」の脚本家マーク・L・スミスが、ディカプリオの主演を想定して執筆した「King Harald(原題)」を、米ワーナー・ブラザースとディカプリオの製作会社アッピアン・ウェイが獲得。ディカプリオはジェニファー・デイビソン・キローランとともにプロデュースを手がけるが、主演も兼ねるかどうかに注目が集まる。
ハーラル3世は15歳の時に母国ノルウェーから追放されるが、東ローマ帝国で軍人として名を上げ、1046年においのマグヌス1世と王位を共有する形でノルウェー王に即位。翌年マグヌス1世が他界してからは単独で国を統治した。66年、イングランド王エドワードの死後、同国の王位継承権を主張して進軍するが敗北し、スタンフォード・ブリッジの戦いで命を落とした。その戦いぶりから「苛烈王」と形容され、ハーラル3世の死と同時期にバイキング時代が終わりを迎えたことから、最後のバイキング王とも言われている。
歴史好きとして知られるディカプリオは、過去にメル・ギブソンの監督作で海賊役を演じる予定だったが実現しなかった経緯がある。また、ロシア帝政末期に宮廷で暗躍した怪僧ラスプーチンの伝記映画の主演を検討していることも報じられている。
ディカプリオ主演最新作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(マーティン・スコセッシ監督)は、12月20日公開。