「21stキンダー・フィルム・フェスティバル」開幕!戸田恵子、中山秀征ら登壇
2013年8月8日 04:00
[映画.com ニュース] 今年で21回目を迎える映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」が8月7日、東京・調布市グリーンホールで開幕し、オープニングイベントに映画祭チェアパーソンの戸田恵子、スペシャルサポーターの中山秀征、内田恭子、ルー大柴、ジョン・カビラらが登壇した。
同映画祭は、親子が一緒に映画や映像を楽しめるイベントとして21年前に発足した、日本で唯一の子どもをターゲットにした映画祭。人気のアニメ映画やふだんなかなか見ることのできない外国映画など、世界中の選りすぐりの作品が上映されるほか、5日間の開催期間中は声優たちによるライブ吹き替え上映、映画作りや声優を体験できるワークショップなど、さまざまなイベントが開催される。
この日のオープニングイベントでは、コンペティション作品・短編部門「ピーターラビット ラディッシュどろぼうのおはなし」や、特別上映作品「きかんしゃトーマス トーマスの大ピンチ!」など4作品のライブ吹き替えを登壇者たちが披露した。海外からのゲストも多く来場予定で、15年ぶりに同映画祭に参加した「テディとアニー」などで知られるイギリスアニメの巨匠、グラハム・ラルフ監督は「15年前はまだ小さかった映画祭がこんなに大きな映画祭に成長していて嬉しい」と感動の面持ち。今年はラルフ監督特集として5作品が上映される。
日本映画界からは、コンペティション作品・長編部門「少年H」に出演する子役の吉岡竜輝くんと花田優里音ちゃんが参加し、8月10日に公開となる同作をアピールした。同映画祭で、公開前の新作映画が上映(無料)されるのは初めてだ。
オープニングの進行役を務めた戸田は、「家でテレビやDVDを見るのもいいけれど、映画の良さは、多くの人と同じ場所で同じ作品を一緒に観ること。そういう場に参加することが素晴らしい体験になると思う。そして、世界にはさまざまな映画があることを伝えたい」と熱いメッセージを残した。
「21stキンダー・フィルム・フェスティバル」は、8月11日まで開催。