劇団ひとり映画監督デビュー!大泉洋主演で書き下ろし小説「青天の霹靂」を映画化
2013年7月24日 05:00

[映画.com ニュース] お笑い芸人、作家、俳優とマルチな才能を発揮し続けている劇団ひとりが、書き下ろし小説第2弾「青天の霹靂」の映画化に際し、監督デビューを果たすことがわかった。劇団ひとりは、「まさか自分が監督だなんて、それこそ青天の霹靂(へきれき)でございます」と驚きを隠せない様子だが、橋部敦子(「フリーター、家を買う。」)とともに共同で脚本を執筆し、8月のクランクインに向けて万難を排し準備を進めている。
累計発行部数100万部を突破した処女小説「陰日向に咲く」が映画化されたことも記憶に新しい、劇団ひとりの最新著書「青天の霹靂」が、原作者のメガホンにより映画化される。大泉洋扮する天涯孤独で売れないマジシャンが、自分が生まれる前の40年前の浅草にタイプスリップし、若き日の両親と出会いながら自分の出生の秘密を知る姿を、笑いとユーモアを交えながら描く。
劇団ひとりは、執筆段階で「マジックバーで見たバラの手品に感動し、いつしか映画に出来たらという思い」を抱いていたという。原作発売当時からその思いを聞いていた川村元気プロデューサーが、「劇団ひとりの一人舞台の演出の緻密さを見て、この人は絶対に映画監督ができると思った」と大抜てきを決断。さらに、主人公・晴夫(大泉)の父である轟正太郎の若き日の姿を演じることも決まっている。
売れないマジシャン役の大泉は、「以前からひとりさんの笑いや小説のファンでしたから、今回のオファーはとても嬉しかったです」と意気に感じたこともあり、多忙なスケジュールの合間を縫って“マジック革命・セロを創った男”として知られる魔耶一星のもとへ通い、4カ月にわたるマジック練習に励んでいる。猛特訓中だが「これがあまりにも難しく、何とか役をマジシャンからコメディアンに変えてもらえないかと日々頼んでおります(笑)」と苦戦気味。それでも、撮影では映画のラストを飾るマジックシーンに挑む予定だ。
柴咲が演じるのは、どうしようもない恋人・正太郎を温かく見守る悦子。子ども(晴夫)を妊娠し、人生が大きく変化していくという役どころだが、「劇団ひとりさんも大泉洋さんも二度目の共演。お二方とも撮影時は心遣いのある方で、とっても楽しく撮影できた思い出があります。今回は優しい気持ちで撮影に臨めそうです」とコメントを発表している。
また、初共演となる大泉と劇団ひとりの演技合戦も見どころのひとつ。晴夫と正太郎の時空を超えた“親子”が、マジシャンコンビ「ぺぺとチン(インド人と中国人という設定)」として舞台に立つことになっており、丁々発止のやり取りが繰り広げられることに期待が寄せられる。撮影は、8月3日に都内でクランクインし、東京・浅草、長野・上田などでロケを敢行し、9月に撮了予定。
「青天の霹靂」は、2014年に全国で公開。
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