SABU監督がオリジナルストーリーで挑んだ異色ゾンビ映画、予告公開
2013年7月19日 13:00
[映画.com ニュース] 「蟹工船(2009)」や「うさぎドロップ」(2011)のSABU監督が、「幸福の鐘」(02)以来約10年ぶりにオリジナルストーリーで挑んだ新作「Miss ZOMBIE」が9月14日に公開されることになり、予告編が公開された。
SABU監督が原案、脚本も兼ねた異色のゾンビ映画。全編モノクロ映像で、魅惑的なゾンビの出現によってバランスを崩していく人間たちの姿をスタイリッシュに描き出す。グラビアアイドルの小松彩夏が映画初主演を果たし、主人公のゾンビ沙羅を熱演。「恋の罪」(2011)の冨樫真、大西利空、駿河太郎、芹澤興人、山内圭哉、手塚とおるらが共演している。
ある幸福な一家のもとに、女のゾンビ沙羅が届けられる。戸惑った人々は、彼女を忌み嫌い下僕として働かせるが、ゾンビながら危うい魅力を放つ沙羅の存在に、次第に家族の均衡が崩壊していく。
予告編では、突如として人間社会に現れたゾンビと、好奇と嫉妬が入り混じった視線を投げかける人間の微妙な関係性をあぶり出す。SABU監督ならではの疾走シーンも織り交ぜ、人間のようなゾンビとゾンビのように堕ちていく人間が繰り広げる愛憎劇が展開。通常のゾンビ映画とは一線を画した新たな世界から目が離せない。
「Miss ZOMBIE」は、9月14日から全国で公開。
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