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三國連太郎さん「お別れの会」に800人 喪主・佐藤浩市「役者らしい送り方できた」

2013年7月19日 20:15

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三國さんの代表作「飢餓海峡」をモチーフにした祭壇
三國さんの代表作「飢餓海峡」をモチーフにした祭壇

[映画.com ニュース]4月14日に急性呼吸不全のため亡くなった俳優・三國連太郎さん(享年90)のお別れの会「三國連太郎 海峡を渡る日」が7月19日、都内のホテルで行われ、「釣りバカ日誌」シリーズで共演した西田敏行、女優・八千草薫ら約800人が参列した。

会の名称は、「タイトルに海峡と名がつく映画が印象深かったのと、現世から来世に渡っていく海峡というのがふっと頭に浮かんだので。ただのお別れの会だとさみしいのかなと思って」と、長男で喪主の佐藤浩市が発案。祭壇は、その1本で代表作「飢餓海峡」をモチーフに、1000本の菊、400本のトルコキキョウなど計5000本の花で、三國さんの波乱万丈の人生を象徴するような荒波が表現された。

遺影は、2000年に自宅近くにある静岡・沼津の魚市場で撮影したプライベートショット。それが祭壇中央のスクリーンに投影され、こちらも佐藤の発案で献花中はデビュー作の「善魔」や親子共演した「美味しんぼ」、「皇帝のいない八月」、「息子」など代表作の映像が流れる演出が施された。

佐藤は、「この会を俯瞰(ふかん)視している三國連太郎が、しゃらくせえと思って背中を向けるかもしれないし、満足そうに向こうに歩いていくのかもしれない。僕はどちらか分からないですけれど、皆さんには三國連太郎を目に焼き付けて送っていただきたいと思います」と挨拶。別室で行われた懇親会でも参列者1人1人に気丈に応対し、「役者らしい送り方はできたと思う」としみじみ語った。

思い出に残る三國さんの表情や言葉などについては、「ないなー。その方がらしくていいでしょう」と照れ笑い。それでも、「現在、僕が自分の好きな芝居をやらせてもらえるのは、三國連太郎がいたからこそであって、あの人から受け取ったものは父親として受け止めたものより数倍も濃厚だったと思う。それをどれだけ理解しているかは分からないし、継承という言葉は嫌だけれど、自分の中で守っていきたい」と言葉に力を込めた。

釣りバカ日誌」シリーズで22年にわたり名コンビぶりを見せた西田は、参列者を代表して挨拶。「新人俳優、佐藤政雄は『善魔』で新聞記者・三國連太郎を演じて以来、髪の毛の先からつま先まで三國連太郎に覆われ、佐藤政雄は視界から消えました。私の知る限り、1度も佐藤政雄が姿を見せていないと思います。肉体・佐藤政雄は逝き、三國連太郎は見事に昇華しました。実に見事なご生涯でした」と追悼した。

そして、「あなたが歩んだ役者道は、誰1人まねることのできない一本道です。同じ時代を生きた後輩として誇りに思います。その誇りを胸に、私も私の役者道を命尽きるまで歩む決心をしました」と約束。献花後には、「釣りバカ日誌」で夫婦役を演じた浅田美代子とともに会見し、「撮影以外では、『お互いじゃれ合いになるからやめよう』と仰って、一切付き合いはなかった。悩みや家族への思いなどを他者に見せない決意が潔かった」とあらためてしのんだ。

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