ニコール・キッドマンが明かす「ペーパーボーイ」衝撃シーンの裏側
2013年7月18日 13:15

[映画.com ニュース] 傑作ミステリーの映画化「ペーパーボーイ 真夏の引力」で、これまでの知的なイメージをかなぐり捨てて衝撃的な演技を披露するニコール・キッドマンが、濃いメイクと体に張り付くミニドレス姿が鮮烈なシャーロット役について語った。
キッドマンは、あまりにも自らのイメージからかけ離れた同役を「すべて監督のリー(・ダニエルズ)からの要望」だったと言う。「『プレシャス』は素晴らしい映画だと思ったし、そのリー監督からのオファーだったから」と念願の出演だったと明言。さらに、「自分でも“かけ離れた”役になるだろうと思っていたけれど、役者なら誰でもそんな役を演じたいものよ。新境地を開拓できるというのは、エキサイティングなこと。同じような役を演じ続ける役者もいるだろうけど、私は繰り返し同じような役を演じられない。リーがその機会をくれて、『君なら上手に演じられる』と言ってくれた。リーも変わった人で荒々しかったけど、私はそこが気に入ったのよ。反体制的な作品に出演するのは役者にとって刺激的なことだしね」と心境を明かす。
「彼が私から引き出したのは、主に肉体面ね」というダニエルズ監督の要望は、「リーは体型も重視していたから『もっと食べろ』って言われたわ。彼はこう言ったの『もっと大きいお尻になれ』って」と明かすキッドマン。だが、「要望に応えて動き方や言葉のアクセントも変えた。そして撮影期間中ずっとその状態でいた」という役作りはかなり過酷だったようで、「だから役から解放された時はうれしかった。もちろん、シャーロットは魅力的な人物だと思うし演じるのも楽しかったけれど、タフな役だから、解放されたかったのも本当よ」と感想を漏らしている。
シャーロットは、死刑囚ヒラリー(ジョン・キューザック)と婚約し、えん罪疑惑の取材に来たウォード(マシュー・マコノヒー)らに協力することで、ヒラリーと念願の面会を果たすが、ここでキッドマンは、見る者のリビドーをかき立てるような衝撃的なシーンを披露している。
「演じていてああなったのよ。リハーサルの段階でああなったの」と、元々の脚本ではライトだったものが過激に変わっていった経緯を明かす。その相手となるヒラリー役のキューザックもまた、今作では常軌を逸した異様なキャラクターに扮している。その関係を、「ジョンとは撮影が終わるまで話をしなかったの。私たちの関係はジョンとニコールじゃなくて、ヒラリーとシャーロットだった」と振り返るキッドマン。それだけに、ふたりが見せる演技合戦は熱を帯び、異様さを醸し出す。
「最初から話していたら、刑務所のシーンなどはうまく演じられなかったかもしれない。あのシーンを撮影した時は、1日中彼のことだけを見つめていたの。知り合っていたら、あのシーンはできなかったわ」
「ペーパーボーイ 真夏の引力」は、7月27日より全国順次公開。
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