映画版「おしん」主題歌でflumpool×Maydayの国境を越えたコラボ実現
2013年7月17日 04:00

[映画.com ニュース] NHK朝の連続テレビ小説で平均視聴率52.6%を記録した名作を映画化する「おしん」の主題歌を、ロックバンド「flumpool」と中華圏を中心にアジアで絶大な人気を誇る台湾のロックバンド「Mayday」が担当することが決定した。
2011年10月に台湾で行われたイベントで共演して以来親交のある両バンドが、本作の主題歌「Belief ~春を待つ君へ~」で、国境を越えたコラボレーションを実現させる。それぞれが生み出すグルービーなサウンドとともに、「Mayday」の阿信(おしん)と「flumpool」の山村隆太による壮大なバラードに仕上がったという。現時点では、発売日は未定。
現在までに世界68の国と地域で放送され、世界中の人々から愛されてきた「おしん」の映画版で、自分たちが憧れるバンドとのコラボが実現し喜ぶ「flumpool」。楽曲を制作するにあたり映画の台本を読んだ山村は、「家族を大切にすること、故郷を大切にすること、そして自分自身のために一生懸命生きていく精神に大きな感銘を受け、その全てがこの楽曲につながったと思っています」といい、「映画と主題歌の中に込めたメッセージが世界中の方々に深く届いていくことを強く願っています」とコメントを寄せた。
一方、99年のデビュー以降、アジアのスーパーバンドとしての地位を確立してきた「Mayday」のボーカル阿信は、台湾でも有名な主人公おしんと同名だが、「こんな共通点も、とても嬉しいです」と語る。日本語での歌唱に初めて挑戦したが、「映画とも共通する、困難に遭遇した時に立ち向かっていく気持ちや姿勢などを教えてくれると思います。僕自身、楽曲の日本語を勉強して、意味を理解した時に心から感動しました」とメッセージ性を強調した。同バンドはこの楽曲をきっかけに日本での本格的デビューが決定しており、初の日本オリジナル版ベストアルバムを今秋リリースする予定だ。
プロデューサーの中沢敏明氏は、「テレビドラマの放映から30年の空白を埋め、若い年代から年配の方まで、日本人から海外の方のまで、幅広く見ていただける映画にするための入り口として、flumpool&Maydayの主題歌が必要でした」と説明する。また、メガホンをとった富樫森監督は「自分のことを本当に分かってくれる人が一人いる。それがどんなに大きな生きる支えであるか。そんな歌です。劇中のおしんに聞かせてあげたい」とコメントを寄せた。
映画では、おしんの少女時代に焦点を当て、ひたむきに家族を思いながら奉公先の店で働く姿を通して成長を描いていく。おしんを子役の濱田ここねちゃんが演じ、おしんの両親役で「SMAP」の稲垣吾郎と上戸彩が出演する。その他の共演者に、岸本加代子、小林綾子、乃木涼介、吉村実子、満島真之介、ガッツ石松、泉ピン子らが名を連ねる。10月12日から全国で公開。
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