デーブ・スペクターら、「終戦のエンペラー」通じ日本の未来を真剣討論
2013年7月11日 14:32

[映画.com ニュース] 日米豪華キャストが共演する歴史サスペンス大作「終戦のエンペラー」(ピーター・ウェーバー監督)の特別試写会が7月11日、都内で行われ、コメンテーターのデーブ・スペクター、タレントのボビー・オロゴン、春香クリスティーンが、“日本人は本当の日本を知らない”と題したトークイベントに出席した。
第2次世界大戦終結後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)のダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)から、「真の意味での太平洋戦争の責任者を極秘調査せよ」との特命を受けたボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)が、さまざまな要人の思惑が錯そうする中、驚愕の真実を解明していく。日本からは、初音映莉子、西田敏行、中村雅俊、伊武雅刀、片岡孝太郎(15代目)、桃井かおり、故夏八木勲さんらが参加した。
アメリカ出身のスペクターは、「ややこしいテーマだから見る前は半信半疑だった。だけどフェアに取り上げているし、意外なところやラブストーリーもあるし、予想以上に楽しめた」と満足げ。また、「西田さんとても良かったけど、釣りのシーンがなかったね」と冗談を交えながら、「こんな風に自由に何でも言えるのは、戦後平和になったから」と日米和平に尽力した先人に敬意を表していた。
ナイジェリア出身のオロゴンは、「普通に考えればみな同じ人間。人と人のつながりが一番大切。マッカーサーと天皇陛下が仲良く手を組めたのは素晴らしいこと。この映画を通じて、お互いの理解力があれば戦争を終わらせることができるものだなと改めて感じた」と真面目にコメント。さらに、「歴史を知ったからこそ、日本はここまで伸びているんじゃないか。今戦争している国に、『今からでも遅くないよ。分かち合えれば良い国になれる』というメッセージ送ってくれる映画」とポジティブな視線を注いだ。
メンバー最年少でスイス出身のクリスティーンは、「21歳の私にはなかなか縁がなくて、マッカーサーのこともあまり知らなかった。遠くから第三者として見ていると、“アメリカが日本を勝手に立て直す”というイメージだったけど、この映画を見てアメリカ側も日本の心や天皇陛下の存在など、日本を一生懸命理解しようとしていたという事実が分かった。終戦の話だけじゃなく、ラブストーリーや人間ドラマも描かれているので親しみやすかった」。そして、「まさに参院選で憲法改正も話題になってるけど、歴史背景を知らない人も多いのでぜひ投票前に知っておきたいこと。全てはここから始まった」と、会場に集まった同世代の若者たちに語りかけた。
「終戦のエンペラー」は7月27日から全国で公開。
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